海がめの生態記録: 2009年9月アーカイブ

3月20日に種子島から発信機を付けたうみがめを放流しました。
種子島で産まれ、メキシコまで旅して、産卵の為に帰ってきた赤うみがめ達は、その後どこで暮らすのか?
を調査するのが目的。
日本うみがめ協議会の石原さんとハワイの研究者ジョージさんの研究です。

そこで6ヶ月経過したので、送られてきた、その発信機からのデータを整理してみました。

09CG30.JPGエントリーNO.1 ニンタロー

  nintaro5.jpg子供達に見送られた中にいたニンタロー。
彼が一番北の方まで泳いでいっています。
日本の太平洋側を北東に向かって流れる黒潮に乗って、7月14日に福島の沖まで行っています。
途中、千葉、茨城辺りで陸地に近づき、ぐるっと沖合を回って、また北へ。
でも、この後のデータが送られて来ません。
冷たい水が嫌いなうみがめ。
そろそろ、南に下って来てるのではないでしょうか?
次の報告が待ち遠しいです。

エントリーNO.2 ヌマ

numa2.jpg甲羅に大きな傷をおっていたヌマ。
行方不明だったけれど、5月4日に長崎の方にいることがわかり、
安心していました。
けれども、それから電波が届きません。
元気でやっているでしょうか?

エントリーNO.3 ネンジ

nenji2.jpg種子島近海から、ずっと電波がないと思っていたら日本海の対馬を通り、
鳥取と韓国の間をウロウロしているネンジ。
3ヶ月近く、同じあたりにいるとは、ここは居心地がいいのでしょうか?

エントリーNO.4 フミオ

fumio1.jpg大きな体のフミオくんは、宮崎に行ったきり音信不通。
元気ですかー、フミオー。

エントリーNO.5 モハル

moharu2.jpg鹿児島の大隅半島に行ったきり、連絡のないモハルちゃん。
カメ芝居の主人公の名前なので、きっとどこかにフッと現れてくるのだろうと思いながら、
半年が経ちます。
発信機、落ちちゃったのでしょうか?

エントリーNO.6 フジコ

fujiko4.jpgニンタローと同じように、太平洋をクルクル回りながら北上するフジコちゃん。
ニンタローより早く、南下しているのか、このまま日本から離れていってしまうのか、
もう3ヶ月も音信がない。
まさか、もう太平洋を渡らないと思うのですが、連絡お待ちしています。

エントリーNO.7 ヘージロー

heijiro4.jpg唯一南下していったヘイジロー。
でも、2ヶ月くらいしか行方がわからず、この先が知りたいところ。
竜宮城は何処ですかー?

エントリーNO.8 ホタル

hotaru.jpgホタルちゃんも鹿児島大隅半島から連絡がありません。
フミオやモハルちゃんと同じ感じ。
この辺りじゃ岩場が多いはず。
元気でしょうか?


おわりに

海洋生物の追跡調査って難しいのですね。
というのが感想です。
だって、こんなに世の中技術が発達しているのに、電波が送られてこない。

それはさておき、僕は、うみがめの動きは、何処か食事のたっぷりあるところで、ゆっくりしているのかと思っていましたが、動き回っているのが多いようですね。
時期的にもメスは産卵があるから、ゆっくりしているかと思えば、フジコのように動き回っていたり、
オスのネンジのように日本海で心地いい場所を見つけ?落ち着いていたり。
太平洋を渡るうみがめにとって、大した移動ではないのかも知れませんが。

まだまだ、わからないことばかりですね。

やがて発信機の電池も切れてくる頃。
3ヶ月で普通、半年もてばラッキー、でも1年後に発信したものもいる。
というのが、現状のようです。

ちなみに甲羅に付けた発信機は、甲羅の脱皮?(爪のようなものらしい)により、
やがてはずれるらしく、うみがめに負担がかからないようになっているそうです。

次回、乞うご期待!



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