カメライダー計画 第一弾

ウミガメを追いかけるために手に入れたmoonbowⅡ。

2012年、正月から始動開始。dyt2012-1-10287-DSC_0510-b.jpg

目指すはクチエラブ島。種子島のすぐ隣り屋久島、の隣りの島。

素敵な港があるところ。

ウミガメを探しながらの旅だ。

家族が帰省しているため、僕と犬のポーの二人旅。

まずは初詣と安全祈願に家の近くの神社へ。

 

予定は大晦日に出るはずだったが、いろいろあって正月に。

 最初は、順風満帆。

dyt2012-1-10297-DSC_0523-b.jpgだんだん雲行きが怪しくなってきた。

そして、時化てきた。日が暮れてきた。予報よりも強い風が吹いてきた。

dyt2012-1-10305-DSC_0530-b.jpg夜通し走るつもりが、種子屋久海峡で3回波を体で受けて、カッパの首から海水が長靴まで入り、戦意喪失。帆をしまいたくても、ひとりなので、舵から手を離せない。突風にヨット制御不能になり、大慌ての連続で、またまた戦意喪失。

しかも、天気予報はだんだん風が強くなる予報に変わってる。

そこで、屋久島の島影でやっとの思いで帆をしまい、予備エンジンで風上の屋久島の安房港へ夜10時ころ入港。

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ここまでの航跡。

dyt2012-1-10306-DSC_0532-b.jpg朝の安房港。

dyt2012-1-10355-DSC_0539-b.jpg漁師のサーファー友達に、正月2日から突然現れた僕に朝ごはんを頂き、サーフポイント見て温泉へ。

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昼過ぎまで強い風が吹き荒れ、待機していたが弱まってきたのでさて出航、と思ったら、エンジンがかからない。夕方から修理。沖で故障したら頼る人はいないので、自分でなんとかしようと、電話をかけて、修理方法を教わり、夜中の12時まで格闘するも治らない。

 

 

 

朝6時、もう帰らなきゃいけない。

漁師サーファー仲間に、港の外までヨットを引っ張ってもらい、種子島へ出航。

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ちょっと勝負だ。緊急時の予備エンジンがない。dyt2012-1-10298-DSC_0538-b.jpg

前の航海のようにマストが折れたり、セイルが破けたら漂流してしまう。

しかも、母港に入港するとき、エンジンがなければ、港に入りにくい。

携帯の充電も残りわずか。

風も時折突風が吹き付ける。

キャビンに入れて、なかなか様子の見れない、犬のポー。

はじめての航海に、それでもなんとか適応している。

 

朝日が上がる。

さあ、種子島にたどり着けるだろうか?

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岬をすぎると、風上に上らなければいけなかった。

どれだけ、風上に上れるか、不安があった。

自分に不安があった。

それでも、moonbowⅡと仲良くなれた気がする。

思い通りのコースで母港に近づいていった。

少ない携帯で仲間に電話すると、なんと港でヨットをみててくれているという返事。

船外機で迎えにきてくれ、無事接岸。

 

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僕の正月は、ここに座り、ずっと海と風の中にいた。

dyt2012-1-10379-DSC_0545-b.jpgんー、正月から海でひとり(犬もいたけど)。

dyt20132DSC_0547-b.jpgいい時間であり、いい経験でした。

でも、ウミガメを見つける余裕のない、セイリングだった。

なんとかできたことが自分への自信につながった。

でも、仲間に助けられてるんだとも思った。

そして、自然は偉大だった。

 

太くなった自分の指が、少し好きになった。

 

 

 

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

と書けない今が少し寂しい。

洋上で暮らした昨日までが、丘に上がると遠い昔のような気がする。

 

三島村の3島(竹島、硫黄島、黒島)をまわり、トカラ列島の各島(口の島、中之島、平島、諏訪の瀬島、悪石島、小宝島、宝島)そして、熊毛の屋久島、口永良部島。

多分、多くの人がこれらの島の名を挙げても、ピンとこない島が多いでしょう。

屋久島くらいではないでしょうか?

僕自身も、かなりそれに近い状況でした。

いくつかは漁の途中で寄ったことがありましたが、ほとんど想像もつかない島々でした。

 

トカラ列島や三島村の島々は、人口50人から100人くらいの島がほとんどで、人間こんな狭い島で、少ない人口で暮らすことができるのだと、驚かされました。

そして、古くは琉球にまたは種子島に支配されていたり、アメリカに支配されていたり、いろんな時代に統治が変わっているというのにも、驚かされました。

そして、鹿児島なのに、平家の落人が逃げ込んだ島ということで、薩摩らしい言葉も使われていません。

昔ながらのお歯黒の文化が残されていたり、南から仮面をかぶる踊りが伝わっていたり、島独特な文化が強く残されてもいます。

 

島の発展、というか変化としては、"はしけ"がなくなったときに大きく変わったと思います。

どこの島もほとんどが、船の付けられない岩場ばかり。

ほとんどが、沖合に船を停泊し、そこから"はしけ"という小型の船に人や物を積み込み、岩を砕いた小さな入口から、島に入っていたのですが、防波堤を作り、大きな船が停泊できるようにしたことで、物資や人の出入りが簡単になっていったのです。

昭和に入ってからのことです。

もちろん、僕らもその防波堤を使って、ヨットで島に入港できたのですが、そんなことも含め、島の文化を変える大きなできごとなのではないかと思います。

そして、なによりその防波堤が、その島から砂浜をなくすことに直接影響していることが、この旅でわかりました。

ほとんどが砂浜が少しでも残っていたところに、防波堤を作っているのです。

そして潮の流れが変わって、砂浜が無くなっている。

ウミガメの産卵は昔は多かったけれど、最近は砂浜が狭いから、というのはどこでも聞いた話。

島の便利さと引き換えに、砂浜が無くなってしまっているのです。

 

いやあ、それにしても「百聞は一見に如かず」。

体で感じてきました。

 

問題はそれだけではなく、多くの島で人口の減少も深刻なようです。

けれども、なかなかこの小さな島に人が増える名案というのは、簡単には浮かびません。

でも、なにか画期的な案が、きっとあるとは思います。

写真を撮る僕としては、そんなことも何か伝えたいです。

トカラ列島のある十島村の副村長さんと、以前お話しした時、ネットの設備は全部整えた、とおっしゃっていました。実際そのとおり、どこの島へ行っても、役場の出張所に自由に使えるパソコンが置いてありましたし、一般家庭にも引けるようです。ドコモの携帯は、ほとんどの島で、よほど山影でなければ使えましたし、海の上でも使えました。

これからの時代、週に2か3便しかフェリーの来ないこんな離島が、仕事場として成り立つ時代も、ありそうな気がします。

実際、種子島に移住される方も、昔では考えられないインターネット商売系の人も増えていますから。今ある島の財産は、温泉と巨大魚の釣りでしょうか。

何か、島の発展にピンとくる方がいましたら、ご連絡いただきたいものです。

とはいえ、島に今住む人が、新しい人や動きを受け入れられるか?受け入れたいと思っているか?は別問題で、僕自身の考えているところでしかありませんが。

 

この旅で、風で島を渡り、ウミガメの撮影や調査をする。

ということを成し遂げたことに、自分自身に自信がつきました。

けれども、それにとどまらず、人間と自然の共存を、広い目で考えていきたいとも、考えます。

マストが折れる、という緊急事態を経験したからこそ、なお、自然の大きさ、人間の小ささ、を感じました。

けれども、人間のしていることは、自然を大きく動かしていることも感じました。

 

やはり、両方のバランスが大切ですね。

僕自身、もっと勉強していきたいです。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

と揺れるヨットに乗って。

 

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           自作のセイルもこんなに風を受けています。

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

ゴールです。

マストが折れても、心は折らずに帰ってきました。

朝屋久島を出るときは、もう一日屋久島回りのコガメ探し、しようかと思っていましたが、

 

2010-08-060003-2.jpg東風が強くなり、明日はもっと吹きそうなので、種子島の屋久島側に急きょ入港。

種子島ゴーーーールとなりました。

この写真が最後の出航写真となりました。

 

しばらくは、このところのスタイル、流れもの探し。

大きなやつを見つけてドボン。

いつもながらですが、新世界が広がっていました。

2010-08-060021-2.jpg

これらのフィルム写真を見るのが、楽しみです。

 

さて、風が強くなり、この旅も終りということになると、

どんなにお酒がなくてもこの時まで手を付けなかったワインの解禁です。

 

2010-08-060018-2.jpg相棒とムンボツーと折れたマストに乾杯。

来年は、アカウミガメが老後を過ごしているだろう、台湾方面の南シナ海撮影調査に行こうと誓い、飲み干しました。

今日はホッとしているのと、疲れから、ブログはこの辺にしときますが、このカメライダートカラの全体の感想と考察?を明日書いてみようと思います。

本当にありがとうヨット。

ありがとう相棒。

ありがとう送り出してくれた家族。

ありがとう出会った方々。

ありがとう、最後に出会えたコガメ。

ありがとう、みなさん。

 

入港です。

 

2010-08-060055-2.jpgドンブラコッコ、ドンブラコー。

 

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

昨日のコガメ発見から、今日も期待して、早朝の光で撮りたくて、朝一港を出る。

 

2010-08-050020-2.jpgなかなか流れものが見つからず、晴れたり、大雨が通過したりの繰り返しに、太陽は昇っていってしまった。

屋久島は雨の島。ハワイのように虹がでる島だなと思った。

 

2010-08-050007-2.jpgやがて、ゴミが見つかりだし、何度も何度も飛び込むが、カメの気配なし。

そして、昼前にとうとう大きな潮目を発見。

ゴミ沿いに泳ぐこと30分。

結局いない。

それにしても、相棒とヨットに感謝である。

黒潮の深さ何メートルかわからないところを、飛び込んで泳ぎまわっている僕を、

見失わず付いてきてくれるのだから。

ヨットが近づいてくると、ヨットの下はこんな風に見える。

鯨型の潜水艦のようでもある。

 

2010-08-050032-2.jpgでも、流れものの下には、奇麗な世界があることを知った。

相棒と「新世界」と呼んでいたのだけれど、

大きなゴミであればあるほど、貝が付き、小さな魚が付き、だんだん大きな魚が付いている。

それが、色とりどりで、近寄ってもみんな逃げようとしない。

逆に、いい影が来た(この魚の稚魚たちは影が好きなようである)と、僕に寄ってくるのだ。

ナガレモノ写真撮り続けてみようかな?

 

2010-08-050015-2.jpg季節によって、付いている稚魚も違うだろうし、本当に「新世界」。

竜宮城で、魚の踊りを見ているシーンにも似ている。

 

昼過ぎ、ちょっと風が強くなってきたこともあり、帰港。

すると、世界中の海でヨットを運ぶ仕事をしているベテランヨット乗りさんにお会いし、

長いこと話しました。

折れたマストをどうしたらいいか、といろいろ教えてくれました。

まともに修理したら、もう一艇ヨットが買えそうです。ふー。

なんとか、切り抜けなければ。

夕方、もう一度うみがめ館に行き、渡し忘れた自分の写真集を持っていく。

そして、車を返しがてら、温泉に浸かる。

 

あー、写真も沢山撮れたし、いい経験した旅でした。

天気次第ですが、そろそろ予定の1っか月。

家族も会いたくなってきました。

 

ドンブラコッコ。

 

やりました。やりました。やりました。

コガメを見つけ、写真撮影に成功です。

この広い海でコガメを見つけるのは、簡単ではないと思っていたのですが、

全てがうまくいきました。

フィルムでほとんど撮影したのですが、デジタルの写真を1枚お見せします。

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確かにいます。

アカウミガメの赤ちゃんです。

 

今日は、当初予定していたコガメに夜行塗料の小さいものを引っ張ってもらって追跡する作戦に許可がいることを知らされ、がっかりし、でも触らなければいいということで、昼間のコガメ探し撮影に切り替えました。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

日本で最も産卵の多い幻想的な永田浜を朝出て(エンジンの調子悪く、朝整備してから)、

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ここを夜中に泳ぎ出したら、潮に流されこの辺りまでいくだろう、というところまでヨットを走らせました。

向かい風でなかなか進みませんでした。

そして、このあたりかな?というところから、浮遊物のゴミなどを見つけたら、飛び込み撮影大作戦です。

水中マスクと足ひれをはき、首には水中カメラをぶるさげ、いつでんも飛び込める状態でゴミ探し。

小さいゴミも見つければ、飛び込みました。

まだ流れて間もないものには、何もついてませんが、ちょっと古いゴミには魚がついています。

4つ目のゴミには、相棒が「なんか甲羅みたいなのが見える」

と大興奮。

急いで飛び込むと、なんと残念、カニさんでした。

8回9回と飛び込んでも、なかなかいません。

もう、こうなったら100本ノックだ。

開始から2時間以上たっていました。

海のゴミは、普段何気なく走っていると、沢山あるのに、探すとなかなかないから不思議です。

小さいゴミも全部とびこんでやろう。とむきになっていた時です。

大きな潮目を見つけました。

200メートルほど、ゴミが連なっているのです。

飛び込むと、魚はたくさん付いているし、くらげも多い。

ちょっと大きい魚が、僕の下をグルグル回っていて、気持ち悪い。

サメとか大きな魚まで、集まってきてそうで。

小魚たちは、僕が近づくと逃げずに、寄ってくる。

僕を大きな流れものと間違えて、僕の下に隠れようとしているみたい。

これも、気持ち悪い。

今まで魚は、追うと逃げるものだったのに、寄ってこられると、なんか気持ち悪いものです。

でも撮影には向いていて、これもデジタルでカシャリ。

2010-08-040097-2.jpg  

こんな流れものの道を泳いでいると、前方から手をパタパタと動かすコガメが、やってきました。

ヨットで待つ相棒に

「かめがいたー」

と大声で知らせ、あとは黙々と撮り続けました。

フィルムなので限度があり、しかも今まで飛び込んだ分、魚とかを撮影していたのでフィルムの残りはカメラ2台とも半分くらい。

それでも、手ごたえアリの写真が撮れましたっ。

ヨットに帰り、相棒と大喜び。

記念すべきいい一日となりました。

この後、何度か飛び込んだけれど、手ごたえ無く、港に入港。

明日は朝の光で、コガメ探ししたいと思い、

相棒と祝杯をあげながらも、早寝して朝に備えます。

そうそう、屋久島の友達が、とてもよくしてくれて、快適な睡眠がとれそうです。

明日もドンブラコ。

 

 

 

 

 

朝、宮之浦という屋久島の海の玄関口の港で目を覚ます。

ここから、すでにウミガメの里、いなか浜(永田浜)までの看板が出ているから驚きです。

 

2010-08-030001-2.jpg無くなっていた食糧や水を補給し、一湊という港へヨットを回す。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

とても、いい港。そして、いい町。

そこから、永田浜という、日本のウミガメの銀座へ向かおうと、スケートボードで滑りだしたが、

どうにも山超えが必要。

途中であきらめてもどってきた。

そして、今度はバスで行こうと、バス停に行くと3分前に出たばかり。

次は2時間後である。

しかたなくヒッチハイク大作戦。

なかなかむさくるしい男2人が親指をあげても、止まってくれない。

そうだ、と思いだし。

ノートに太い字で「永田浜」と行きたい先を書き、掲げた。

すると、若い島のお兄さんが止まってくれたのです。

「今度ヒッチハイクの人見つけたら止まろうと思っていたんです」

と、旅行者に嬉しいお言葉。

「この島の何がいいのか聞きたくて」

と、これまた素敵な言葉。

「僕らはウミガメの写真撮りたくて来ていて、ここは北半球一の産卵地です。」

といいました。

もちろん知っていましたけど。

 

さて、そこで屋久島うみがめ館の代表の方にお会いして、忙しい中いろいろお話聞きました。

もう何十年もウミガメ調べている大先輩です。

いろんなこと知っています。

ためになりました。

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これは1歳のアカウミガメ。僕は自然の中で出会うウミガメにしか興味がないので、あまり写真を撮る気にはなれないのですが、1歳というのがどれくらいの大きさなのかがわかったので、よかった。

でも、僕らが今回やろうとしていたウミガメ追跡大作戦は、ウミガメの捕獲(ちょっと触るだけなんですけどね)許可を取らないといけないらしく、公表するなら捕まってしまう。と言われ断念。

その代わり、いろいろ方法を探してくれます。

うみがめ館の調査目的のものに付けることが可能かもしれないと、日を改めて来ることに。

でも、一度種子島に帰ったら、ヨットもこんな状態なんで、なかなか来れる機会がなさそうなのが残念。

でも、あきらめません。

同時に行おうとしていた、昼間の流れ藻についてるコガメ調査大作戦に変更。

触らずに、写真撮影すれば問題ないのです。

これをあと3日やって、島に帰ろうと思います。

 

ヨットをさらに永田浜の近く永田港に移動。

途中、セイルの穴に気づき、相棒がリペア。

2010-08-030015-2.jpgなんとか、島まで帰らねば。

エンジンの調子も悪くなってきました。

 

明日は、朝からエンジンチェックし、流れ藻大作戦に出る予定です。

昨日出てきた口永良部に夕日が沈んでいきます。

 

2010-08-030021-2.jpg旅の終わりが近づき、寂しくなってきました。

 

ドンブラコ。

 

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

朝から、いつもの味噌汁ご飯を食べ、島の残りを砂浜探しに出航です。

結局、滝などはあったけれど、浜は見当たらず、この島のメインの港に入港。

早速、小学校を目指しました。

 

2010-08-020002-2.jpg今回の旅で、初めての島の名前でない小学校。

人口は149人。小中学生は13人。

なんだか、若い人ともすれ違う島です。

小中学校につくと、校長先生がお話ししてくれ、

詳しい人がいると、わざわざ呼び出していただいて、いろいろくわしく話を聞けました。

屋久島のうみがめ館に電話をして、卵の移植なども行ったことがあるというから本格的な方でした。

島の北側にある砂浜で、小学生がプールのかわりに、泳ぎの練習をする砂浜があるのだけれど、

砂が減って来て、授業が出来ないという話。

軽トラに乗せていただいて、現場まで連れて行ってくれました。

 

2010-08-020012-2.jpgこの岩場は全て砂だったといいます。

ここは、特に護岸工事を行っていないので、大雨で流されたり、海面上昇が原因じゃないかと、おっしゃってました。

人工物とは関係なく、砂浜浸食は進んでいるということでしょうか。

昨日、ヨットで小さな砂浜を見つけて近づいたのですが、ここはそこでした。

この近くに、いつもウミガメが顔を出すところがある、と連れて行ってくれましたが、残念ながら顔はださず。でも、面白い話、聞きました。

頭にコバンザメが付いていたときがあって、ちょんまげみたいだったというのです。

そんなことがあるんですね。写真撮りたかった。

 

さて、古い砂浜写真が出張所にあるというので、見てきました。

フェリーがつく岸壁のある側の砂浜。

防波堤がないころは、こんなにも砂浜が付いていたのです。

見えますか?写真中央あたりで波が割れて砂浜が奥に広がっています。

2010-08-020023-2.jpgところが今はこんな感じ。

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ほとんど浜はありません。

砂の場所が変わって、奥に砂が付いているとのこと。

20頭くらい産んでるよ。

というので、見に行くと、掘った穴の数はざっと50。

この旅で最高の穴の数です。

 

2010-08-020048-2.jpgでも、そのうち産んでるだろうな、というのは半分もありませんでした。

砂を掘ると、大きめの石がでてくるので、やめてしまうようです。

 

ウミガメ目線で浜を見ると、こんな感じ。

 

2010-08-020057-2.jpg帰るときはこんな感じです。

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産卵跡のうち、一番奇麗だったのはこれでした。

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さて、これでこの島は最後にして、屋久島に向かうことにしました。

屋久島では、孵化したコガメが泳ぎ出すのを、追っていこう、という企画です。

そして、なぜ屋久島のいなか浜にアカウミガメの産卵が集中するのか?も考えたいと思っています。

いなか浜の沖に来ると、やはり白い砂が目立ちます。

ウミガメは目が大きいし、浜を息継ぎで顔をあげたときに見ているのでは?とも考えられます。

とはいえ、僕の暮らす種子島には、もっともっと砂浜があります。

なぜでしょう?専門家に聞いても、いろいろ説はあるけれど、はっきりしていないとのこと。

海の中に「こちらで産卵を」とでも看板がでているのでしょうか?

 

2010-08-020015-2.jpg明日は昼間ゆっくりして、夜中動こうと思います。

 

ドンブラコ。

 

 

 

 

 

愛用品 その18 「フサノスケさんの」

 

用途:大切な時に、テキーラなど強いお酒を飲むとき用

呼称:フサノスケサン

 

2010-08-010152-2.jpg僕の親友のひとり、フサノスケさんの作品。

白磁器で、水玉の穴が空いている奴がまた素敵。

旅に連れてってますよー、フサノスケさん。

 

愛用品 その16 「ノート」

 

用途:この旅のメモ

呼称:ノート

 

2010-08-010141-2.jpgいつもリュックに入れて持ち歩いている。

パソコンの時代でも、やはりこれですね。

 

愛用品 その15 「ゴミ箱」

 

用途:そのまんまゴミ箱

呼称:全ての武器を楽器に

 

2010-08-010149-2.jpg空き缶、缶詰、ゴミ、なんでも分別して放り込んでいます。

正確には、放り込んどいて、あとで分別しています。

なかなか捨てるところはなく、燃やせるもの以外はほとんどお持ち帰り。

このステッカーは沖縄のミュージシャン喜納昌吉さんの言葉。

最高です。

 

愛用品 その14 「自動傾きカセットコンロ」

 

用途:米炊き、コーヒーなど調理。

呼称:コンロ

 

2010-08-010134-2.jpgヨットの揺れに合わせて傾くすぐれもの。

最近は、甘い紅茶を沸かして飲むのが流行っています。

 

 

朝5時に起床。で

6時過ぎに、出航。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

口永良部島へ向かいました。

朝日がまぶしく、朝の白い月を見上げて見ると、綿あめのような雲が南から迫ってきます。

2010-08-010009-2.jpg黒潮に乗って、エンジンと自家製ミニセイルで追い風を受け、7ノットで航行。

予定より早く、2時前には口永良部近くにたどりつきました。

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この島には砂浜はない、と聞いていましたが、見てみないとわからない、あるかもしれない、というのがこの旅で学んだこと。

とりあえず一周してみることにしました。

美しい灯台がこの島にはいくつもあります。

秘境の温泉もあるのだけれど、今年の大雨、長い梅雨で、道路や温泉自体が崩れていて、

大変なことになっていることが、海から見てわかりました。

およそ2/3ほど島を回ったところ、ほんの少し砂を発見。近づいていくと、引き潮の今だけ顔を出す程度の小さな砂浜。

双眼鏡で見ても、産卵の様子はない。

スルーして、先へ進みました。

すると、地図にはない岸壁を発見。

ヨットのマストも見えます。

今日はここに泊めようか、ということになり入港。

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屋久島の見える岸壁に、短いマストのムンボツー。

哀愁が出てきました。

予定より早かったので、僕は水中カメラ持ってドボン。

種子島に近づいたのに、なんだか魚の種類はトカラよりも多い気がしました。

サンゴ礁と魚を一生懸命撮っていると、アオウミガメの子供が

「なにやってるのー」

と偵察に来た。

「おいでーおいでー遊ぼうよー」

とピントを急いで遠い方に合わせたけれど、

スー、と泳いで行ってしまいました。

水中写真はフィルムなので、お見せできないのが残念ですが、

秋から冬に写真展やるので、そこで見てください。

さて、その間に相棒はアナゴ取りに。

亀の手とよばれる貝も取ってきました。

ゆがいて、醤油付けて、パクリ。

ヨットにある最後のお酒ワンカップがよく似あいました。

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すると、お隣のヨットからお客さんがいらっしゃり、冷たいビール持参できてくれ、

大感激。

奄美まで行かれるということで、通り道のトカラの情報を得意になって話しました。

「それにしても、デスマストはじめて見たよ。」

と言われました。

「でも、こんなにして走ってくるから大したもんだ。これなら世界一周いけるよ」

悲しい状況ながら嬉しく、今のムンボツーが、誇りに思えました。

次にお隣さんの立派なヨットにご招待され、冷蔵庫からサラダを出してきてご馳走してくれたり、

お酒もどんどんついでくれ、幸せな夜でした。

その人の生き方も素敵でした。ヨットにはその人の性格がよく現れます。

とても、手のかけた、素敵なヨットでした。

ヨットの世界は、仕事の肩書抜きで、自然の中で人間は小さいということを思い知らされているもの同士、命をかけているといった感覚も手伝い、すぐ打ち解けられるところに、とても魅力を感じます。

最後にこれまた素敵な温泉に一緒に入り、明日早いということで、おやすみなさい、しました。

電波が入らなかったので、一日遅れのアップとなりました。

ドンブラコ。

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

ついに北上開始。

さようならトレジャーアイランド、宝島。

 

2010-07-310002-2.jpgこの「カメライダートカラ」の旅もとうとう帰り道である。

2010-07-310011-2.jpg目指した宝島まで行けたし、写真も撮った、トカラ全島をこの目で見てきたし、感じてきた、ミッションは成功に向かっている。

でも、マストがまともじゃないから、気が重い。

帰ってから修理するとなるといくらかかることやら。

そんな心配もある。

2010-07-310016-2.jpgとはいえ、この手作りマスト&セイル、予想以上に調子いいのである。

見てください、この走り。

 

2010-07-310077-2.jpg追い風と潮に乗り、なんと5ノットオーバー。

しっかり風を受けて、走っているのです。

 

宝島を出て、小宝島まではエンジンを使って様子を見ていたのだけれど、小宝島が近づいて、

セイルを広げ悪石島までは、エンジンを止め航行したのです。

嬉しくなっちゃいました。

 

2010-07-310013-2.jpg途中雨雲が広がり、一気に寒くなったり、強い日差しに汗ばんだり、

一日中ヨットの上でした。

このまま、一気に口之永良部まで夜通し走ってしまおうか、と思ったのですが、

セイルがこんなだから無理は禁物、と相棒の一言に、うなずき、夕方諏訪の瀬島へ入港です。

 

夕方、太陽も力強く輝いていたので、撮影にドボンと潜る。

ウミガメに会えなかったけれど、海底の砂や太陽の輝きは、水が透明なので奇麗でした。

 

これから、少し歩くけれど砂浜があって、前回1頭の足跡見つけたところなので、

見に行ってみようと思う。

明日は、口之永良部目指しながら、流れモノ見つけたら、ウミガメの孵化時期なので、赤ちゃん探しに泳ごうと思っています。

黒潮速いので、慎重に走ります。

 

ドンブラコ。

 

あ、そういえば、今日は種子島の友達の結婚式である。

海の上より、おめでとう。

2010-07-300135-2.jpg

朝、エンジンの音で目が覚める。

あれ?

昨日までさんざんお世話になった、お隣のヨットさんが、出航していったのである。

僕らのデスマストを、笑いのネタにしながらも、励ましてくれた3人のおじさま方。

今朝出るとは言っていたものの、明け方まで風が強かったので、まだだろうとたかをくくっていたのでした。

出航の姿を撮ろうと、相棒と急いで沖の岸壁へ走る。

港を出ていくと同時に、フェリーが港に入ってきた。

 

2010-07-300014-2.jpgぎりぎりセーフ。

これでは、僕らが「さようなら」の挨拶をしていたら、鉢合わせしていたところである。

まあ、ベテランの方々だから、知っていたのかもしれないけれど。

 

さて、僕らには今日は大仕事があった。

マストをなんとか立てて、セイルを張って帰ろうとしているから。

相棒といろいろ話し合ってきた。

現場合わせで、またああだこうだと相談し、ついに完成。

ブームという横の棒を立てて、そこにセイルを通し、後ろに引っ張る、というスタイル。

マストも6本のロープでがっちり引っ張り、ピシャッと立った。

セイルもピッシリ張れている。

 

2010-07-300040-2-2.jpgこれで、少しは風を当てて走れる。

かなり相棒と喜んだ。

カメライダー計画は、あきらめないのが信条である。

マストは短いけれど、モーターボートみたいだったムンボツーが、

ヨットに戻ったのである。

2010-06-220144-2-2.jpg

昼からは、溜まった洗濯をし、西海岸を見ていなかったので調査に。

あ、その前にもう一度小中学校へ写真集を届けに行った。

今回は、夏休みに入ってしまい子供たちの前でカメ芝居ができないので、

写真集を置かせてもらっているのだけれど、昨日渡し忘れてしまっていたから。

さて、西側は歩いていてもあまり海岸は見えない。

けれども、どこも隆起したサンゴで山のふもとに少しだけ砂浜があったりなかったり、という感じ。

鍾乳洞があるというので、宝島の宝が隠されていたかもしれないので、見に行った。

この島は、イギリスの海賊キャプテン・キッドが宝を隠した島だと、連邦政府に告げたとか。

実際、とっても宝が奥の奥にありそうな感じ。

ひんやりとした空気に、崩れた鍾乳洞。行く手を阻む感じが、奥を想像させる。

 

2010-07-300077-2.jpgそういえば、僕は昨晩必死に暗号を解いていた。

もちろん夢の中だけれど、それを解ければ宝のありかがわかるという暗号だった。

残念ながら解けなかったけれど。

 

夕方、また昨日の産卵が去年あったという海水浴場へ。

水中写真を撮って、砂プリント用の砂を少々いただいてきた。

 

明日は、天気次第で出航かもです。

行き先は、口の永良部、そして、屋久島。

もちろんヨットの調子優先だけれど、楽しみにしている孵化追跡調査も、

チャンスを狙ってやってみたい。

 

ドンブラコ。

 

 

 

 

 

朝起きて、小便をしようとしても、持つところがない。

マストとセイルがないのである。

これはヨット?

現実?

せつない朝でした。

 

けれどもめげません。

エンジン整備に精を出し、エンジンブルブル絶好調になりました。

 

2010-07-290003-2.jpgこれで種子島まで帰れそうな気がしてきました。2010-07-290007-2.jpg

 

 

 

 

一段落したところで、小中学校へ探索。

本当にトカラの小中学校は昔ながらの可愛い作りをしています。

 

教頭先生しかおらず、あまりウミガメ情報は得られなかったけれど、古い航空写真をゲット。

1964年。

僕が産まれるより前で、46年前です。

 

2010-07-290012-2.jpgやはり、今より砂浜が広かったことがうかがえます。

歩いていると、トカラハブ発見。

2010-07-290005-2.jpg沖縄のハブより毒は少ないというけれど、ハブはハブ。

気持ちはいいものではありません。

 

砂浜を探しに、今日は東側を歩いてみました。

途中、トカゲやヤモリを研究しているという京大院生に出会ったり、楽しく歩きました。

たどりついた海水浴場というのは、傾斜護岸で覆われ、決して自然のものではなく、残念。

 

2010-07-290036-2.jpgけれども、ウミガメの産卵らしき跡をみつけました。

 

2010-07-290072-2.jpgちょっと時間が経ち過ぎていて、定かではありませんが。

 

帰りしな、おばあちゃんと立ち話をしました。

 

2010-07-290024-2.jpgウミガメのこと聞くと、

「昔〇〇さんが、浜でウミガメ見つけて、ひっくり返して島の人皆で食べた覚えがある、おいしかったー。私はその時お腹に子供がいて、あまり食べるな言われたけど」

と話してくれました。

 

ヨットに帰ると、日よけの白シートが余計悲しさを誘います。

 

2010-07-290086-2.jpgけれども、ある部品とセイルで、明日は自家製セイルを作ってみようと思う。

隣のヨットのおじさまたちが、とってもいろいろ教えてくれて、とても助かっています。

お昼もご馳走になったりして。

 

僕たちは、何が何でも、調査全てこなして、帰ろう。

そう誓って、岐路につきたいと思います。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコと。

 

 

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

今回の最終目的地に向かっていたのですが、

えー、何と言ったらいいのか、

 

宝島まであと3マイル、となった時、

突然、目の前からセイル(帆)が消えました。

マストが倒れたのです。

2010-07-280015-2.jpg

信じられない、出来ごとに、唖然としました。

まず、予備のエンジンをかけよう。

僕はエンジンをかけたのですが、ペラにロープやワイヤーが絡まったら航行不能になります。

ギヤをいれるのはやめよう。

そして、ともかく余計なロープを切り、船の上に二人でなんとか引っ張り上げました。

出てきた、小宝島の手前にセイルのないムンボツーの悲しい姿をカシャリ。

 

2010-07-280014-2.jpgそして、なんとか、エンジンで最終ゴール宝島へ向かったのでした。

 

とても、不幸な出来事ながら、怪我や落水がなかったこと、航行不能にならなかったことに感謝したいと思います。

港に着くと、悪石島で一緒だったヨットの方が手伝ってくれ、解体作業。

みなさん、ヨットのベテランで30年以上の経験者。

こんなの良くあるよー、と慰めてくれますが、ちょっと心は落ちています。

原因の箇所も教えてもらい、金属疲労でした。

チェックしづらいマストの上部だったのです。

でも、この事件も昼間航行中で、島まで3マイルという近距離、大時化でない海、

すべて、条件が良かったので、幸運と考えるようにします。

同じ金属疲労で倒れるなら、もっと、ひどい状況だったら、どうなっていたかわかりませんから。

「メンテナンスを怠ることは、自殺行為である」

この言葉を、相棒と常に言い合いながら作業していただけに、残念だし、まだまだ甘い、ヨットの世界は深い、と教えられました。

 

まだ、どうぢたらいいのかまとまりませんが、エンジンでなんとか種子島まで帰ろうと、エンジンメンテナンスにかかっています。

しばらく、天気が悪いので、宝島に停泊予定。

 

ちなみに、産卵する浜があるという情報もあるし、誰かが人を集めて、ウミガメの産卵を見る会みたいなのもやっている様子。

沖からも、砂浜が見えました。

ウミガメ調査には、やりがいのある島です。

 

ふー。

ドンブラコ。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

悪石島を朝3時に出て、小宝島へ。

 

2010-07-270004-2.jpg風は予想以上に上がり、着く頃にはフルセイルではいっぱいいっぱいくらいだった。

途中、小宝島の手前の小島に、砂浜を発見し、上陸大作戦をしようと近寄ったけれど、

 

2010-07-270030-2.jpg風も強く、上陸地点がサンゴのイガイガで困難だと判断し、中止。

 

小宝島を一周して、砂浜の確認を少しして、狭い港へ入港。

朝の9時過ぎでした。

この島は、カメの甲羅と頭に見えました。

パンフレットによると、お腹の膨らんだ妊婦が横たわっているとなっていましたが。

 

 

2010-07-270021-2.jpg 

それから、島一周スケートの旅へ。

花が咲き乱れ、アダンのオレンジ色の実が生る中、心地良くスケート。

 

2010-07-270035-2.jpg空が曇っているのだけが残念な感じ。

でも、だいぶ南国に来た気分だ。

まずは小中学校へ。

ここもまた可愛らしい学校。

 

2010-07-270046-2.jpg先生にお話しするも、砂浜らしい砂浜のないことを聞き、産卵は昔からない様子。

島一周スケーティングを終え、今度は歩きで島の海岸線を一周歩いた。

サンゴが隆起してできた島だけに、はだしでは歩けないイガイガしたサンゴが続く。向こうは宝島。

 

2010-07-270154-2.jpg島の西側は、少しの砂浜を挟んで、アダンの生い茂る山へと続いている。

2010-07-270118-2.jpg 

これでは、カメもあがってはこれないだろうし、小島に上陸大作戦しなくてよかったと思った。

 

2010-07-270124-2.jpg途中、大きなサンゴの破片を見つけた。

 

大波に打ち上げられたのだろうか。

波も曇っていてわかりにくいが、透明度は高そうだ。

 

2010-07-270157-2.jpg最後に、この旅一番と言えるだろう露天風呂に入る。

 

2010-07-270184-2.jpg下からグツグツ泡の出る、白くて硫黄臭い風呂に入る。

 

明日は晴れてくれないだろうか?

風が少し強くなってきた。

太平洋高気圧が弱まっている様子。

気を緩めず最後まで行こうと思う。

 

明日は、また、朝の光で島を一周し、光があれば海を潜り撮影しようと思う。

そして、この旅の最低目標地、宝島へ出発だ。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

愛用品 その13 「パタ海パン」

 

用途:毎日これを履いている。

呼称:パタ海パン

 

 

2010-07-270069-2.jpg

パタゴニアからの提供品のひとつ。

 

僕のはオーガニックコットン。乾きは若干遅いが、肌触りは最高。

普段ずっと履いていても、着心地いいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2010-07-270071-2.jpg

相棒のは、おしりまわりがゆったりしていて、丈の長さも丁度いい。

乾きが早いのもいい、とのことです。

 

 愛用品 その12 「カップ」

 

用途:味噌汁ご飯入れ

呼称:味噌汁カップ

 

2010-07-270068-2.jpgかなりの頻度で、味噌汁ご飯をこれで食べている。

取っ手を平島で落としてしまったのが残念。

 

 

愛用品 その11 「セイルレーシングベスト」

 

用途:セイリング中に着用

呼称:セイルレーシングーベスト、戦闘態勢ベスト

 

2010-07-270065-2.jpgセイルレーシングから提供を受けた品物のひとつ。

相棒の赤と僕の青があるのだけれど、これは少しでも時化ていたら必ず着用しているほどお気に入りだ。

もしも落水しても、浮力があり、背中の厚みは、寄りかかる堅い船体やワイヤーの痛さを還元してくれる。

セイリングに熟知した製品なのだと感動。

愛用品度はかなり高いです。

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

いつの間にか、20日経過です。2010-07-260003-2.jpg

 

今夜は夜中2時出航の、夜間航行。

満月に向かって南へ走りだしました。

 

予想以上に南東の風が吹いていて、

フルセイルで4ノット5ノットと、

いい走りです。

 

相棒と1時間交代のワッチを組み、走り続けます。

 

ひとりの夜の海は、大時化ではなかったので、

考え事に最適です。

今日もいろいろ考えました。

内容は内緒です。

 

さて、そうこうしているうちに、夜が明けてきます。

海の上での夜明けは、ほとんどの場合、幸せを感じます。

2010-07-260016-2.jpg

だんだん、水面も赤く染まり出します。

2010-07-260022-2.jpgそして、セイルも。

2010-07-260032-2.jpg

そして、噴火している諏訪の瀬島までも。

2010-07-260048-2.jpg

ピンクっていい色です。

なんだか、幸せな色なんだなと、思えました。

 

さて、正面に悪石島です。

2010-07-260054-2.jpg夜明けに見えたこの島に9時に到着。

まずは、小中学校へ。

集落が山の中腹にあり、眠い体に登りはちょっときつかった。

ムンボツーが泊まっているの見えますか?

 

2010-07-260001-2.jpg

右に伸びた防波堤のくの字になったとこにある、米粒です。

こんな小さいヨットでこんなとこまで来ちゃいました。

 

大汗かいて歩いていると、思いがけず商店があり、水分補給。

優しい方々で、助かりました。

さて、学校へ到着。

2010-07-260077-2.jpg残念ながら生徒さんは、夏休みで鹿児島にほとんど行ってしまった様子。

先生に聞くと、

ウミガメ自体、砂浜がないので産卵上陸はしないと。

昔は砂浜があったか聞いても、ここは昔からないよ、という話なので、

本当に、産卵のない島みたいです。

ただ、校舎の壁に子供が見つけたウミガメがあるというので、見てきました。

 

2010-07-260083-2.jpg確かに、カメです。

 

2010-07-260008-2.jpgそして、看板にも元気をもらい、温泉へ。

ヨットへ戻るともう一艇大型のヨットが入っていました。

今回初めて出会うヨット。

とてもきさくなおじ様方で、楽しく会話できましたし、ウミガメのことも応援してくれました。

もう一隻、大分からの漁師さんもいらして、ここに30年通うベテラン漁師さん。

海で出会う男の人は、みんなかっこいいですね。

草食系なんてひとりもいません。

男はこうでなくっちゃ、です。

 

夜の航行、暑くないし、くせになりそうです。

今は月夜なのもあるのですが、今夜も暗いうちに出て、朝日を海で見ようと思います。

次は小宝島。小宝島。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

 

 

愛用品 その10 「コーヒー沸かし機」

 

用途:コーヒーがペーパーを使わずに出来る。

呼称:コーヒーノ

 

2010-07-250002-2.jpg

前持っていたのに、なくしてしまったので今回用に買った2号目。

でも、キャンプ生活には必需品。

毎朝、必ずこれで一杯のコーヒーを飲んでいる。

中の大事な部品を海に落してしまった時、沈む前に飛び込んで、キャッチしたほど大切なもの。

 

愛用品 その9 「圧力鍋」

 

用途:お米を炊く

呼称:コメノ

2010-07-250001-2.jpg

シューとなったら、火を止めて15分。

はいできあがり。

のナイスな鍋。

4年前の日本一周で妻が発見し、今回用に買ってくれた。

 

愛用品 その8 「CMTロング」

 

用途:サーフィン、砂浜上陸大作戦のはしけ役

呼称:ケミータロング

DSC_1048-2.jpg

 

ロングボード積めるのか?

最後まで悩んで積み込んだ品。

でも、とっても役に立っている愛用品。

 

 

どうしても行ってみたい浜が中の島にあった。

風が強く、前回行けなかったのだけれど、先に進む前に今なら戻れるので、再び中の島を目指した。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

横目に諏訪の瀬島。こちらは小規模噴火を繰り返していて、風向きで灰が降って来て、ヨットにもうっすらたまってる。

DSC_0956-2.jpg

風は予報では弱かった。でも、沖に出て見ると、なんとか走れるだけ吹いていて、

調子よく走った。

後半は一瞬パッタンパッタンとセイルがかえるほど、無風にいなってしまったけれど。

さて、目指した東京湾というところの浜は、残念ながら石の浜。

これでは、ウミガメは産卵できない。

もう少し足をのばし、裏側の7つ山海岸へ。

すると、どうでしょう。いい砂浜が目に入ってきました。

 

DSC_1019-2.jpg車があれば来れる、反対側の浜です。

12,3年前にここでキャンプをしていたら、コガメが産まれていったのを見た。

という人がいたのですが、ここにはもう砂浜は残っていない、という話でした。

でも、あるじゃないですか。

しかも、ヨットからもウミガメの上陸跡が見える。

興奮して、サーフボードで上陸大作戦である。

ヨットに相棒を残し、潮が満ちてきたリーフをパドル。

上陸すると、そこにはアオウミガメ6頭、アカウミガメ1頭の足跡発見。

2010-07-250027-2.jpg

さて、ここまで反対側の港にヨット泊めて、車借りてこようか、という話にまでなったけれど、

ここは、先を目指すことに。

予定では、戻ってしまった分、今夜交代で夜ヨットを走らせて、遅れを取り戻すつもり。

ここに浜があったことわかっただけでも、成果ありと判断しました。

 

地図を見ていると、なんとか浜という名の浜が良くあるけれど、行ってみると石の浜や砂利浜であることが多い。

でも、昔は砂浜だったのだろうか?

今出会う島の人に、砂浜、と聞いても、意識して砂浜を見ている人に出会うことは少ない。

ましてや、ウミガメは尚更である。

 

今日上陸した海岸にも、コンクリートの突堤が伸びていた。

まだ、建設途中か途中で断念しているかの中途半端な長さ。

そもそも、突堤を作るとき、なぜ砂浜のある地を選ぶのだろう。

浅く施工が簡単で、建設費が安く済むから。

その線を引く、設計をする人の判断基準の甘さに、文句をいいたい。

どれだけ先のことを、いろんな角度から調べているだろう?

その時のことしか、考えていないのではないか?

 

ヨットで沖にいると、いろんなことを考える時間がある。

そんなとき、この日本の砂浜事情はなんとかならないものだろうかと、

切実に思う。

日本一周した4年前。海岸線はほとんどがコンクリートで固められていた。

これでは、海と陸、人間と自然がいつまでも共存できるわけはない。

背後の道路や住居住民を守るため、という理由で波消ブロックや防波堤がニョキニョキ伸びグングン高くなる。

これをどうしたらいいのが、なかなかわからないのが、残念なところ。

 

 

DSC_1050-2.jpgもうすぐ港の時の景色。

少し休んで、夕飯食べて、また出航です。

月夜ですね。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

 

 

 

 

 

夜中、カメラを持って歩きまわった。

月明かりもあって、楽しめる。

いい写真が撮れたけど、ブログには載せないでおこうと思う。

 

寝袋にくるまっての夜明け待ちは、暑さと虫で、寝れるものではなかった。

けれども、夜明けは薄明るくなるあの時間が見れたので、幸せである。

DSC_0918-2.jpg

そして、中之島からの朝日。

DSC_0932-2.jpg

いい朝です。

海にカメラを持って入ってみると、残念なことに濁っていました。

ゴミやも浮いています。

潮目がちょうどやってきているようです。

クラゲもいるのか、体が痒くなってきたので退散です。

ただでは帰りたくないので、

波打ち際で、波の花写真を撮ってあがりました。

あがると、足元には、ウミガメの子供の足跡と紛らわしい、ヤドカリの足跡。

DSC_0939-2.jpg

ウミガメは見れなかったけれど、浜で夜を明かすのは、種子島でもそうですが、朝の気分が爽快です。

 

ムンボツーまでの朝の帰り道。

この島の方のご親切で、今陸揚げしてある自分の船の場所をかしてもらっています。

だから、なんだか一人前にこの島の住民みたいな溶け込み方。

 

DSC_0945-2.jpgみていて嬉しいです。

昼間は、昨晩頑張ったのでゆっくり。

風もないので、無理して次の島まで走りません。

そして、これからのコガメ追跡大作戦のための仕掛けを作りました。

2010-07-240003-2.jpg

ポキンと折ると光が出る、釣りざおの先につけるやつに糸を結び、反対は小さい釣り針。

この釣り針をごめんだけれど、カメさんの甲羅にかけ、この明りを引っ張ってもらって、それを追いかけていく作戦。

これは、海外の研究者がやっていた作戦と同じもの。うみがめ研究者から聞いた方法です。

これを、とりあえず4セット作り、やがて孵化の季節、これでいつでも、夜間飛び込み作戦が出来るようになりました。

 

こんなに楽しいことのあったこの島も、明日には出ようと思います。

 

 

 

朝、諏訪の瀬から乗せてきた、初の客人友達をフェリーとしまに見送る。

二日ほどしか一緒にいなかったのに、旅先の友達は、長いこと一緒にいたような感覚になる。

さて、それからは、砂浜へ。

ここは、トカラではというか今回の旅で、もっとも大きな砂浜なのだ。

そして、昨日産卵も確認してきた。

全ぼうはこれである。

2010-07-230007-2.jpg

昨日の写真より、潮が引いている。

さて、この一枚からは、いろいろなことがわかる。

この右側の長い突堤は、フェリー岸壁を作ろうとしている。

島にはもうひとつあるのだが、こちらは島の東、もう一つは西にあるので、

風向きによってどちらかがつかえる用に、というためで、まだ先に伸ばしているという。

そのフェリーのために、サンゴ礁を削っている。

奇麗にまっすぐ縁取られたところがそうで、水深は8mくらいあるんじゃないかと思う。

このサンゴ礁掘削のため、砕いたサンゴが浜の真ん中辺に打ち上げられてしまっている。

そして、手前の砂浜から砂が無くなり、浜が狭くなったという。

この大きな突堤がなければ、そのふもとのところまで砂浜があったであろうことが、簡単に想像つく。

良く見ると、奥に小さな突堤があり、その先にやはりサンゴ礁を砕いた道がある。

これは、昔大型船が沖に停泊し、そこまではしけを渡していた、岸壁であり、船の通る道なのだ。

これくらいの規模の人間のすることは、自然に大きな影響与えないけれど、大型機械がやる大規模工事は、自然に与える影響は大きい。

 

さて、今日は夜までというか明日の朝までここにべったりの計画です。

昼間何度も潜り撮影。夜は、もしかしての産卵待ち、そして、早くい産卵したものは、産まれてくるかもしれないので、孵化待ち。

昼間じっくりこの浜を見ると、アカウミガメとアオウミガメの産卵をそれぞれ発見。

ひとつは、足跡からして野ヤギに卵を荒らされた様子で、殻が無数に転がっていた。

2010-07-230054-2.jpg

さっき撮影したのは、アカウミガメの足跡。

向こうには、諏訪の瀬島が見える。

2010-07-230046-2.jpg

そして、月夜です。

 

2010-07-230047-2.jpg今夜は仮眠程度で、朝を迎えます。

 

 

 

朝6時起床。

準備を整え、味噌汁ご飯を食べ、平島に向かう。

風がやがて強くなる予報だったので、ぼちぼち出よう、という感じだったが、

結局あまり吹かず、本当にドンブラコッコという感じで、

 

2010-07-220190-2.jpg目の前に見える平島についたのは昼過ぎ。

 

2010-07-220047-2.jpg

途中、トカラをめぐるフェリーとしまとすれ違う。

それにしても、風だけで進む、ヨットはすごい。

無事、平島に入港しました。

入口が狭かったー。

まずは小中学校目指し、集落へ向かいました。

振り返るとこんな感じでした。

2010-07-220049-2.jpg

この島は砂浜があるから、楽しみでしかたない。

しかも、白い砂浜。

2010-07-220246-2.jpg

ここの島は、一緒に写真展(離島フォトグラファー5人による)をやらせてもらった写真家さんが通っていた島なので、みんな僕が来ることを知って、とてもよくしてくれる。

ここの砂浜へも、車で連れて行ってくれました。

ちなみにこの浜の右にあるのは、最近作っている突堤。

これができて、砂浜が半分くらい減ったという。

ここに、はじめヨットを止めようと思ったけれど、岸壁が高いし、うねりもあるし断念しました。

2010-07-220221-2.jpg

ここでも、ウミガメと砂浜情報ゲット。

去年は何頭かあがってたよ、というお話。

さて、砂浜にいってみようか。

すると、ありましたありました。

ウミガメの足跡です。

2010-07-220006-2.jpg

もう何日かたっている足跡ですが、ウミガメに間違いありません。

アカウミガメのようです!

僕は、アカウミガメが好きです。

太平洋を渡るから。

だから、足跡見れてうれしいです。

ここは、夜もチェックしてみようと思います。

 

悪路の山道を送ってくださったので、手短に今日はこの浜を去り、船まで送ってもらいました。

そして、船を留める場所も、いい場所を教えてくれて移動。

夕方、集落で1日おきの温泉が入れるというので、それまでに、港の横で相棒はサーフィン。

僕は、カメ探し潜り撮影。

いますいます、どこの島とも同じアオウミガメの小ぶりな奴が。

魚眼レンズながら、気を消して、そっと潜って下から近寄ったら、逃げずによれたのでカシャリ。

水中はフィルムなので、今アップできないですがー。

サーフィンも、なんとかできるぐらい波があり、僕も少し交代して遊びました。

2010-07-220304-2.jpg

そして、夕方は温泉。

島の人はいい方ばかりで、集落まで乗せていってあげる、と船まで来てくれる方までいました。

ありがとうございます、本当に。

今日は、夕飯も民宿でご馳走になり、久しぶりに人が作ってくれた食事。

こんなに、食事をする、という行為が楽しみなのは、航海でて、はじめて。

平島、いいところです。

ウミガメの砂浜もあるので、夜間調査もしっかりやってみようと思います。

ドンブラコッコ。

   

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

諏訪の瀬島までやってきました。

ムンボツーも年季が入ってきました。

2010-07-220008-2.jpg

 

2010-07-220019-2.jpg

 

この朝、気づいた。

オモテ(前)の航海灯の緑と赤のカバーがない。

写真を見ると、イルカを獲った今日の朝にすでになかった。

これだと夜航海できない。

この船が右に走っているか、左に走っているかを、

相手に知らせなければいけないから。

仕方なく部品を注文。宝島郵便局で受け取り予定。

 

 

さて、ヤリイカとポルシェも手入れをして、

 

2010-07-220023-2.jpgまずは恒例の小中学校訪問へ向かう。

カメの情報を得るためだ。

2010-07-220003-2.jpg

校長先生が対応してくれて、昔の砂浜の写真や航空撮影された写真をゲット。

その、砂浜へ向かった。

2010-07-220028-2.jpg

出会った人々に、ウミガメのこと聞いても、今年はみないなあ、という意見ばかり。

去年は見たよ、とかなので、あまり期待しないでいくと、なんと発見。

いろいろ歩きまわって産んでいるアオウミガメでした。

2010-07-220040-2.jpg  

しかも、昨晩かも?というくらい、くっきりしている。

ちなみにアカウミガメとアオウミガメの足跡の違いは、

アカがクロール、アオはバタフライのように手を動かすこと。

これは、バタフライ。真中に尾っぽの跡もある。

 

足跡を見つけると嬉しい。トカラにはほとんど砂浜ないから、といわれていたのに、

あったあった、といった感じ。

でも、ここの浜も、他の島同様、傾斜護岸を入れたことにより、砂浜が減っている。

防波堤、や突堤、傾斜護岸、これらコンクリートを入れると、確かに僕らは港にヨットを入れられるから便利。それまでは、沖にアンカー打って、泊っている貨物船からはしけという小型船で何往復も物資や人を運んでいたのだから、便利になったものでしょう。

それにひきかえに、砂浜が減少する。そのことを、当時は知らなかったし、どうでもよかった。

僕は、大学の教授に話聞きに行ったりするけれど、砂浜を取り戻すいい作戦は今のところないようです。

だれか、大発見の研究者現れないでしょうか?と願います。

 

さて、そのほかにも探索しながら島を歩いていると、飛行場を発見。

しかも、使われていない飛行場。(ヘリは降りているとか)

これは、ヤリイカとポルシェの出番でしょうと、持ち出してロングスケーティング。

2010-07-220076-2.jpg

これは、気持ちいい。

偶然出会ったキャンプしている若者も、スケートボード持ち歩いている、というので空港で合流。

 3人で滑った。

2010-07-220119-2.jpg なんと、空港の番号は32。

32はサーフと読めるので、サーファーにはいい。

ちなみにミツも32です。

 

明日は、砂浜が大きくて、昨日港が時化ていて入れなかった平島に行く予定。

若者も乗せて、3人で行くことになりました。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

 

 

 

 

 

 

愛用品 その7 「ホロ曳き」

 

用途:ヨットの後ろから流して魚を釣る。

呼称:ヒコウキ

年齢:最近

2010-07-200401-2.jpg

バケツに入れてあるのがそれ。

赤色のがヒコウキ。

青いのが縄。

30メートルほど流し、ヒコウキがはねて、その先のゴムのイカのような仕掛けに針があって、

魚を釣る。

実績は、シイラ1、キハダの子供1。

 

 

朝4時起床。

隣の漁師さんにお礼を言い、朝日の中、臥蛇島に向かう。

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

途中、30分ほどずっとイルカがついてきた。

2010-07-200178-2.jpg

手を海中に伸ばして、撮ってみた。2010-07-200031-2.jpg

30頭はいただろうと思う。

南の島に住みだして長いので、

そんなに珍しくないことなのだけれど、

自分たちのヨットについて、

遊んでいると思うと、

こちらも楽しかった。

 

 

 

気づくと、島が迫ってきた。

小臥蛇島と臥蛇島があり、臥蛇島は昔人が住んでいたという。

2010-07-200216-2.jpg

 

小臥蛇島。

硫黄の匂いがした。

 

 

 

 

 

2010-07-200222-2.jpg

 

臥蛇島。

砂浜があるかと訪れた。

砂浜があれば、ウミガメが

産卵している跡をみつけられるから。

 

 

 

地図に載っていた浜の沖に寄り、オヤカタノ(双眼鏡)で探してみるが、

どうやら大きめの砂利や玉石の浜。

硫黄島のような上陸大作戦は止めにした。

2010-07-200233-2.jpg

臥蛇島を一周っすると、裏側には漁船が沢山いた。

なにをやってるのか見て見ると、カツオの一本釣り。

2010-07-200279-2.jpg見事にカツオが宙を舞っていた。

僕らのヨットにも来客あり。

2010-07-200066-2.jpgこのトビウオの子供が沢山いて、空からは鳥に、海ではカツオに追われているのだろう。

海では子供の時期だろうか?

 

コガメもそろそろ産まれ出すころだ。

 

そういえば、パタゴニアに、こんなフォークとの絵があったっけ。

 

 

さて、次に目指すは平島。

とても可愛らしい島で、砂浜も多く楽しみにしていたのだけれど、

なんと港が時化ていて、入れない。

急きょ諏訪の瀬島に向かうことに。

2010-07-200386-2.jpg

この島は噴火しているらしい。

そして、80年間無人島だった時期があり、奄美からの入植者で、また再開されたそう。

昔ヒッピーが、移り住んだことでも知られている。

入港前に、キハダの子供が釣れた。

2010-07-200086-2.jpg

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

14時間、島めぐりをした一日でした。

諏訪の瀬島につくと、優しい方が風呂をかしてくれるというので、お邪魔して、マグロさばいてくれて、お酒飲んで、船に帰って寝ました。

諏訪の瀬島。いい感じです。

 

 

 

漁船に抱きつかせてもらって留めているムンボツー。

朝から漁師さんの氷配りのお手伝い。

老人が多く、氷配るのも一苦労のようである。

普段、定置網漁で慣れている氷運びだが、気を緩めたか背中にピシッとしびれがきた。

なんだか、この旅は、故障続きである。

お礼に、洗濯機を貸してもらい、午前中は洗濯三昧。

午後から、小中学校へ行ってみたが、休日で誰もいない。

それにしても、離島の小中学校の建物はは味がある。

fine-pix4 033-2.jpg

ウミガメ探しに南と東にある砂浜へ行きたいが、南東の風強く、ヨットで行けない。

陸路もない。

よって、ヨットで待機。

大好きなヨット冒険家、堀江さんの本を読む。2010-07-200112-2.jpg

ヨットで読むヨット話は、たまらなく面白い。

あっという間に、読み終える。

この映画も面白い。

石原裕次郎のやつだ。

多分普通の人には面白くないので、お勧めはしません。

明日、風変わらなければ、帰りに砂浜にまたよりに来よう。

だから、明日はドンブラコッコ。

砂浜がありそうな無人島の臥蛇島経由、平島行きです。

 

 

 

 

愛用品 その6 「GPS」

 

用途:現在地確認、行き先確認、水深確認、などなど

呼称:GPちゃん

年齢:うまれたて

2010-07-170031-2.jpg

日本うみがめ協議会より、安全のために提供してもらった。

本来は、海図と六分儀、方位磁石、などで、昔の基礎を学びたいところだが、

やはり、この便利の良さにはかなわない。

知らない港でも、入港できるとこがすごい。

 

愛用品 その5 「パタ帽子」

 

用途:暑さ防止、威嚇防止、サーフィン時に着用可能

呼称:パタ帽子

年齢:新品×2

 

2010-07-170034-2.jpgパタゴニアからの提供品の一つ。

サーフィンも可能な帽子なので、セーリングにはばっちり。

相棒は、見た目が優しくなると、まじめ路線でいくときに着用。

 

愛用品 その4 「救命俯瞰」

 

用途:落水時の浮輪、セーリング時のクッション代わり

呼称:オレンジノ、ドーナッツ

年齢:船検用に使われているのか、いろんな船の名前が書かれているので、かなりの歳。

 

2010-07-170028-2.jpgセーリングはおしりが結構痛くなるので、重宝してます。

 

 

朝ゆっくりめに起きて、携帯電話の修理したものが、この島の郵便局留めで届いているはずなので、スケートでピックアップしにいく。

この島はスケート移動にいい。

ちょっとした坂が多いからだ。

出張所にヨット係留の許しを得ようと行ってみると、漁港の中に留めてくれと言われ下見して移動。どうせヨット出すなら、カメが産卵してそうで、波もありそうな砂浜へいってみようかと沖に出る。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

が、強風オンショア。

そそくさと帰ってきて、漁師さんの船に横付けさせてもらう。

どうやら、船に住んでいるおじいちゃんである。

離島に行くとよくみかける、漁船に住むおじいちゃん。生き方にアジがある。

 

さて、世の中3連休らしく、ダイビング旅行者は多いが、聞き込み調査に行くにはどこも休み。

上の町に行ってみようと歩きだすと、1時間以上も急坂を歩く。

途中、フェリーとしまがバナナから覗いた。

 

 

2010-07-180011-2.jpg上の町につくと、トカラ馬と湿原と誰もいない道。

 

2010-07-180017-2.jpg途方にくれて帰ってきた。

砂浜が残っているところを、少し歩いてみた。

 

2010-07-180023-2.jpg

 

 

2010-07-180027-2.jpg

どこも、今となっては産卵する場所もない。

 

温泉に浸かる。

出たところのベンチでゆっくりしていると、地元のおじいちゃんたちが声をかけてくれる。

カメ情報得るにはいい場所だった。

でも、みんなヨットというと、お金あっていいね、と言われる。確かにそんなイメージ。でも、僕らのムンボツーが、中古の軽トラくらいだというとビックリする。

動力は風がメインだし、よっぽど漁船よりも経済的ですよーと言いたい。

が、みんな若いのに宝くじでも当てたかい?と言われる。

味噌汁とご飯で、こっちは頑張ってんだよー。あー、ここで言うだけでもすっきりしました。

そう、嬉しいことに10日で4キロ痩せました。

ちょっとたるんでたので、あと4キロくらい減らしたいところです。

2010-07-180005-2.jpgそうそう、温泉の掲示板に鹿児島でやった離島写真家5人による写真展のビラが貼ってありました。もう2年前のやつだけど、僕の写真も載っている。なんか嬉しかった。 

 

明日は早く起きようと、早寝します

愛用品 その3 「スケートボード」

 

用途:港上陸時の移動手段、坂道下り用4輪車

呼称:ヤリイカ(右久米所有)、ポルシェ(左相棒所有)

年齢:手元に来て半年(右)、レストアして1年(左)

 

 

2010-07-170027-2.jpgどこ行くにも、持ち歩いて、いい坂を見つけたら、クルージング。

急な坂道は、ゴーカートスタイルで滑り降りることも。

止まらずに飛び降りて一回転した。(久米)

穴につまずいた。(相棒)

これにより、ひじやひざに擦りキズあり。

 

 

今日は、ウミガメを探しに、赤瀬というところへ向かった。

なんでも、ここにいけば沢山いるよ、と漁師のおじさんに聞いたのである。

泊めてあるヨットから、約30分くらいだろうか、予想以上に遠く、結構歩いた。

背中にいつものリュック、手にはハウジング入りカメラと足ひれスノーケルセット。

最近勉強して、水も持ってきている。

途中、かなり長い砂浜を発見。

 

2010-07-170007-2.jpg幅は広いが、奥行きが狭い。

ここには、6月に産卵に来ていた、という情報を聞いたけれど、足跡は確認できず。

でも、この島にも確実に足跡残しています。

やがて、赤瀬が見えてきた。

 

2010-07-170010-2.jpg潮が速いと聞いていたのので、ちょっと忍び足で入水。

思ったほどではなかったけれど、ウミガメにも出会えたけれどもアオウミガメの子供3匹。

なにより、水の透明度が良くないので、写真にならずに残念。

結局、最後にはウミヘビに追いかけられ、退散。

赤瀬、簡単には泳がせてくれないところである。

 

帰り道には、野生の和牛を発見。

日本に野生はここにしかいないようです。

2010-07-170013-2.jpg

そして、船に帰ったら、相棒としょっぱいそうめんを食べて、中の島へ。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

2010-07-170026-2.jpg

また、海水でそうめんすすいだら、しょっぱい。お腹が調子悪い。

次の島までは、直線距離で10マイル。最近の中じゃ近い距離で、安心。

ついてみると、温泉が海の近くにいくつもあり、島の人も、島外者になれている様子。

居心地は、悪くない。

 

2010-07-170039-2.jpg

シエスタ。

夕闇はまどろんで、ゆっくりしました。

結構、今まで突っ走ってきた感じがあります。

 

 

2010-07-170065-2.jpgちょっとここで休憩。

世の中3連休だというし、明日は気持ち的に休み、にしようかと思います。

とはいえ、ヨットの補修しちゃうんだけどね。

それと、相棒と波探しに行こう、なんて話し合ってます。

 

 

 

 

 

朝から、集落のある山の上まで歩く。目指すは出張所と小学校。

ウミガメのこと、砂浜のことを聞くためだ。

歩いていると親切な方が車に乗せてくれた。

出張所につくと、なにやらテレビ会議中で忙しいという。

離島なのに進んでいる、と思えば、昨年からだという。

夕方、またうかがうことに。

小学校へ行くと、校長先生があと少しで帰ってくるということなので、集落内の散歩へ。

2010-07-160004-2.jpg

カラフルな色が南国トカラを感じます。

この紫の屋根は、凄い色だなと思うかもしれませんが、海に潜ると同じ色したサンゴがあります。

さて、小中学校では、港が砂浜だった話を聞き、この島にも沢山産卵があったことを再確認。

 

2010-07-160032-2.jpg

 

2010-07-160024-2.jpg

こんなにも、砂浜があったのです。

昭和30年代に工事が始まったようです。

出張所へ行くと、ここでも、港の話で持ち切り。

うみがめをここのひとは食べないということでした。

夕方、カメ探しがてら、サーフボードに乗って、パドルしました。

アオウミガメの子供を発見しましたが、写真射程距離に入らず残念。

波も小さいながら、少し楽しめました。

写真は水中系はフィルムで撮ってるので、アップできません。

散歩中に水の湧き出る泉があったのですが、そこの昔の写真も見つけたので、

比較してみようと思います。

2010-07-160042-2.jpg

2010-07-160052-2.jpg

日が沈むころ、近くの民宿にシャワーを借りて、おじさんとお酒を飲みに行きました。

その時の、ヨットと三日月。

2010-07-160002-2.jpg

変人度仙人クラスの楽しいおじさんでした。

明日はドンブラコと、中之島へ。

 

 

愛用品 その2 「双眼鏡」

 

用途:島を見つけたら、砂浜を探す。

呼称:オヤカタノ(漁師の親方から借りてきたものだから)

年齢:不詳、親方の漁師歴と同じ?

 

出航直前に漁師の親方に、良く見えるから、と借りたもの。

良く見える。

2010-07-090064-2.jpg

黒島でエンジンオイル変えたり、セイルの補修をしたり、メンテナンスをして、潮の速いと言われるトカラへ向かった。

出航は夕方5時。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

雨雲がいくつも大粒の雨とともに通り過ぎていく。

2010-07-150003-2.jpg

海へ伸びている縦の線は、雨です。

さて、暗くなってからは、断続的に雨が降り続き、僕と相棒は1時間ごとにあ"ワッチ"という、見張りと操船をやるひとと、休む人にわかれるのだけれど、風の状態が変わったり、なかなか船内でゆっくり片方が休むわけにいかず、甲板で雨に塗られながら仮眠をとるという、ちょっと過酷な状況でした。

でも、その分朝のトカラ列島の美しさに、やられました。

ゆっくりと夜が明けていき、島々が浮かびあがってくるのです。

2010-07-150069-2.jpg                    屋久島と口の永良部島。

(トカラはこれより南の島々なのだけれど、全部が見渡せる素敵な朝でした。)

2010-07-150167-2.jpg                     目指している口の島。雲が彩る。 

さて、黒潮の速い流れに負けないように(負けると口の島に行けずに種子島沖に流されてしまう)西寄りに進路をとっていたのだけれど、流れに乗って奇麗に口の島に向かっている。

相棒と練りに練った作戦が、見事に成功している。

やがて、ホロ引きの仕掛けにシイラがかかった。

2010-07-150028-2.jpg島でその飛行機、という部分を持たせてくれた方、屋久島でこの仕掛けを作ってくれた友達、やりました。

さっそく刺身で食す。うまい。小さいシイラだけど二人には十分。

食べきれない部分は妻が持たせてくれた食べるラー油をひき、インスタント味噌汁の味噌をかけて炒めたら、これもうまい。

 

最後に、その黒潮の流れに乗って、今回の最大スピード、8ノットオーバー。

この勢いで、口の島に向かいます。

2010-07-150036-2.jpg 黒島をでて24時間でゴール。

口の島入港です。

入港後すぐに冷たい飲み物探しに行くも、商店はなし。

そのうち気分が悪くなってダウン。

翌日の朝まで、シイラがあたったのか、熱中症なのか、それはもう苦しい思いしました。

でも、トカラ1島目到着です。

これからが、楽しみ楽しみ。

ドンブラコ。

 

 

これから、この旅で使っている身の回りのモノを写真で紹介してみようと思います。

「お気に入り」とか「こだわり」とかよりも「愛用品」昭和っぽくもあり、LOVEな字がいいですよね。

 

やっぱりこれからでしょう。

愛用品 その1 「moonbowⅡ」

用途:移動手段、寝るところ、移動式事務所

呼称:ムンボツー、ムンチャン、

(月明かりでできる夜の虹のこと、めったに見れない幸運の虹、4年前の日本一周のときのバスも同じ)

年齢:昭和58年生まれ、満28歳。

 

今年3月に鹿児島のマリーナに行き出会う。

超破格の値段と室内の広さ、おしりの形に、即決め。

種子島までヨットを相棒と乗って帰るときに、雷や霧に遭遇するも、無事乗り切る。

修理も多いが、愛着たっぷり、愛用品ナンバー1です。

 

 

2010-07-120069-2.jpg

                                           撮影:硫黄島

 

 

硫黄島を出て、ドンブラコッコ、ドンブラコと風に揺られ走りだしました。

2010-07-130016-2.jpg

硫黄島は、入っていた港がかつて砂浜、産卵も多いときで年に100頭もあったと聞いたので、

とても、情報も多く、足跡も見れたし、砂も取れたし、有意義な島でした。

 

さて、次は黒島。

2010-07-130059-2.jpg

ここは、双眼鏡でのぞくと、大きな玉石の浜が見えるものの、砂浜らしきところなし。

自前の「カメ芝居」道具一式が送られてきている島なので、カメ情報を聞きがてら入港。

郵便局でカメ芝居ゲット。これで、どこでもできる。

郵便局員さんが、地図を片手に島内観光地を教えてくれるのですが、ウミガメ情報はほとんど聞けず。

その後、会う人に聞いても、あまり興味なし。

砂浜がないのも無関心さに繋がっているのだろう。港の横にあるこの小さな浜が、唯一の細かい砂浜。

これも、港の堤防を作り、潮の流れが変わってできた、という。もとからなかった砂浜ということか。

大波がきて、なくなったり、たまにこれくらい砂がついたり、の繰り返しだという。

2010-07-130030-2.jpg

あまり、三島村の中で、一番人口が多いのに、なんだか、一番少なく感じる。

町が2つにわかれているからなのか。

港まわりをカメラと銛を持って、泳いだら、第1ウミガメ発見!

青ウミガメの子供だった。

でも、遠くて、透明度もよくなく、写真撮れず。

そのあと、別のだと思われる青ウミガメの子供(ちょっと大きさが違っていたような)発見。

これもまた、遠いし透明度悪く、写真にならず。

カメ発見は嬉しいけど悔しいという状態。

しかも、できれば赤ウミガメがいい。

 

結局僕はタコとの戦いに敗れ、坊主。2010-07-130032-2.jpg

相棒は「アナゴ」と島で言われる貝をたくさん。

友人手作りの梶田醤油で、美味しくいただいた。

 

 

 

 

明日は目指す口の島が遠い。

今回の中で難しい航海。

直線距離で50マイル。

ムンボツーは、良くて1時間5マイル。

だから、直線で10時間で行けるはずなのだけれど...。

このところ南風ばかり。

今までは東から西への移動だったので、風に対して真横に走ればよかったが、今回は風に登りである。

そうすると、ジグザグにあがっていくのだけれど、その島は、黒潮の流れの中にある島。

黒潮は2ノットくらい平気で流れているから、簡単にジグザグいけないのです。

北系の風が吹けば、と願っても、天気図には依然梅雨前線が落ち着いているので、

長期体制に備えてムンボツー整備と睡眠とろうと思います。

エンジンいろいろいじったら調子良くなってきた。

メカに詳しくないもの同士でも、いろいろ話し合って、探っていると、だんだんエンジンもなおってくるから面白いものです。

ドンブラコ。

 

 

 

 

朝起きて、窓からは明るい太陽が昇っていた。

 

2010-07-120002-2.jpgコーヒーを飲み、天気がいいので相棒と一気に水道で洗濯。

ヨットに干したら、いつもの味噌汁ご飯を食べて、小学校に出発だ。

昔の港が砂浜だったころの写真があると聞いていたので、

昨日は日曜日だったので、今日行ってみたのだ。

昨日のおばあちゃんたちに挨拶を交わしながら、小学校につくと、

とても優しく受け入れられ、校長室へ。

白クジャクが羽を広げた素敵な写真が校長先生の名刺に入っていた。

さて、写真を見せていただくと、ありました昔の砂浜が。

 

2010-07-120042-2.jpg

 

 

これならウミガメも産卵に上がりやすい浜だったでしょう。

小さい写真で見にくいですが、右の崖から手前から延びている突堤まで、そして左奥の突堤の手前が、砂浜なのです。

 

 

 

 

2010-07-120047-2.jpg同じ角度を探し、山を登って行ったのですが、似たアングルはこれが精一杯。

海の色は、本当にこんな温泉の色しているのです。

それにしても、この角度は、地上ではありえない。

ヘリコプターからの写真でしょうか?

今残っている砂浜は、右の白い建物の正面だけ。しかも、その前に波消ブロックが置かれ、砂も他所から運び込まれた、この場所に似つかない、灰色した砂なのです。

2010-07-120025-2.jpg

ウミガメが海に帰って行く時のうみがめ目線。

温泉の茶色い海水。そして、正面には、少しの隙間を除いてこの波消ブロックが立ちふさがっている。

でも、そうしてこんなところなのに、産みに来るのだろう。

どうしても、産まれたところにもどってくるという回帰が、行われているように感じてしまう。

 

 

さて、ここで砂プリントのため、少々砂をいただいて、船へ。

この島に、他にも港があると聞いたので、そこへ行くことに。

その前に、大事なミッションがあった。

 

2010-07-120001-2.jpg

 

昨日、どうしても海水から硫黄が噴き出しているのが怖くて、近寄れなかったあの砂浜へ行こうと、昨夜から計画していたのである。

 

 

 

ドンブラコッコー、ドンブラコ。

海水の色が明らかに違う、この海域まで来て、サーフボードでパドルしての上陸うみがめ足跡調査大作戦の開始。

2010-07-120059-2.jpg

この色の違うところで、さあ飛び込むぞと、カメラ2台、砂を持ち帰る袋、一応救命胴衣、シュノーケルセット、CMTのロングボードを準備し、ゴーグルをはめたところで、エンジンから煙があがってきた。

僕がひとり島に渡り、相棒は船でエンジンをかけ、潮が速いので同じ場所をキープして待つ、という作戦だったのです。

 

結構、ドキドキして海から硫黄が昨日みたいに噴き出してこないか、心配していたのに、でも、あそこに渡ってみたくて、ワクワクしていたのに、その前にエンジンが調子悪いので、急きょミッション中止。

怒り出しそうな自分を抑えるのが大変でした。

調べてみると、ボルトが一本抜け落ち、冷却水がガバガバ漏れているではないですか。

なんでボルトが落ちるのか?振動?と思いながらも、それを修理したらエンジン好調、いざ砂浜(名前を穴(ケツ)の浜といい、まさしく硫黄を噴き出すさまが、お尻のようである)へこぎだしたのです。

2010-07-120071-2.jpg

なんだか錆のような匂いのする、暖かい海水を漕いで島へ。

 

着くと、そこはせり出しているような迫力の

ある山の斜面。2010-07-120081-2.jpg

ウミガメの足跡を探したけれど見つからない。

少しだけ岩が細かく砕かれた砂があるが、そこまでが子供の頭ほどの大きな石ころだらけで、とても上陸できそうにない。

 

 

 

 

ヨットを離れての上陸撮影調査。

相棒との信頼関係あってのものです。

2010-07-120089-2.jpg

こんな感じで、人の行けない砂浜の調査ができれば、と思っています。

海は、色が付いていて、なかなかカメを見つけられる状況ではありませんでした。

明日は黒島。

そろそろ、生のカメに出会いたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

竹島を朝出て、硫黄島へ。

今回一番近い移動距離。それに、風もいい。

目的地にまっすぐ進むのでした。

2010-07-110031-2.jpg

島に近づくと、鳥が迎えに来ました。

2010-07-110048-2.jpg

硫黄島には硫黄の噴き出す黄色い煙が山のいたるところに見えるのですが、

海からも噴き出していました。

昭和30年代までは、ゴールドラッシュのように硫黄ラッシュで、島に1000人ほども住んでいる人がいると聞きました。硫黄は火薬になるのだそうです。古くは今の中国やポルトガルからも、硫黄を買いに来たそうです。

 

さて、真っ正面に、砂浜が見えてきました。

 

2010-07-110064-2.jpgこれは、砂浜というか、崩れ落ちた砂利浜のようなのですが、

あとで、島の人に聞くと、砂浜だったり、崩れてその上に砂利が乗ったりと、変わるらしいです。

ここに近寄って、アンカー打って、泳いでこの浜に上がろうと思ったのですが、下からいきなり硫黄の煙が上がり、「ヤバイもどれもどれ」ということになり、上陸は断念。

望遠で浜を撮ってみたけれど足跡確認できずでした。

それにしても、生きている島といった感じ。

海面が薄緑色になって、煙が上がるのですから、すごいところです。

ちなみに、山の上のほうはというと、こんな感じ。

2010-07-110096-2.jpg

まさに、地獄、鬼の出る島といった感じ。

 

さて、順調に航海して、上陸できなかったので、早めに港に入って情報収集することに。

風も強く、時化てきた。2010-07-110006-2.jpg

初めて訪れる人はだれもが驚くこの海の色。

凄いですよね。

 

しばらくすると、定期船が入ってきました。

2010-07-110159-2.jpg

この海の色は、下から温泉が湧き出している色だそうで、港整備を行って、岸壁や船揚げ場を作り、つぶしてしまったそうです。

そして、聞き取り調査で凄い話聞きました。

ここ一帯は昔砂浜だったというのです。

そして、毎年アカウミガメが80頭から100頭くらい、卵を産みに来ていたと。

今年も、少なくなった浜に、20頭ほど来ているそうです。

そして、歩いてみるとわずか300メートルほどの短い浜に、半分くらいは他所から砂を持ってきて、砂浜を作っていることがすぐわかりました。明らかにこことは違う砂の色の砂が、袋詰めで置かれ、高さの基準地の工事用杭まであるのです。

なんでも、前に波消ブロックを置いて、さらにひどくなったようです。

そして、そして、このブロックに邪魔されて力尽きたウミガメが今年見つかったそうです。

 

2010-07-110141-2.jpgさてそんな浜を歩いていると、見つけましたウミガメの産卵跡。

奥の防波堤の手前をさんざん歩き、仕方なくここに産んで海に帰って行った感じ。

この旅で、ここまで近くにウミガメを感じたのは初めてで、なんか嬉しい。

ここの昔の写真は、小学校に行ったらあるよ、と言われたので、今日は日曜日なので明日行くことに。

それにしても、こんな海の色していても、ここに卵を産みたい利用が、アカウミガメにはあるのでしょうか?

ここから生まれたものはここに帰って来ているのでしょうか?

海の中から砂浜を見つけて上陸してくるのかと思っていましたが、ここまで視力が効かないとなると、他の理由が考えられそうです。

 

さて、いつものスケートボードを持って、島をチェックに駆け巡ると、見つけました、サーフィンできる波。

2010-07-110025-2.jpg

島は、奥が深いですねー。

この後も、温泉などに行きおよそ10キロの歩き&ラン&スケート。

いい運動だし、これくらいの速度だと、いろんなものが見える。

が、今回はコンクリートで前回り一回転やってしまいました。

カメラなどは無事だったのが何よりですが、お尻やひじが擦れてます。

温泉がしみた。

どこまでも先は坂なのに、スピードが出すぎて止まれなくなったあの感覚はしびれます。

 

風が強くなってきた。

もう少ししたら、産卵に来ないかカメチェックに行こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンブラコッコドンブラコ。

 

2010-07-100024-2.jpg馬毛島(上写真、今は土建会社が買い占めて、島内立ち入り禁止となっている)を出て、昨日竹島に向かいましたが、これまた風上と潮の流れが速く上らない上らない。

予定時間を大幅にオーバーし、また暗くなってからの見知らぬ港への入港となったのでした。

GPSと懐中電灯の目視での、入港。

いきなり地図にない防波堤が目の前に現れた。

マズイマズイ、とかわしてなんとか入港。

フェリー岸壁しかわからず、そこに泊めてみたが、大型船用なので、小型ヨットには不向き。

夜中に何度も、船が壊れるような音で岸壁に打ち付ける。

相棒と起きては、ああだこうだとロープをとり直し、やっといい状態を発見。

雨も降ったりやんだりだし、結構ハードな竹島入りでした。

そして、今日です。

そうそう、竹島といっても、韓国と領土でもめているところではありません。

いたって平和な、島民77人小中学生13人のこじんまりとした島。

朝、ムーンボウツーで味噌汁ご飯を食べていると、第一島人発見。

カメカードを渡し、いろいろ聞くと、教えてくれる教えてくれる、カメのこと。

一度この港の斜路(船を引っ張ってあげるスロープ)からあがってうろうろしているのを見たことがあるといってました。

でも、砂浜が無くなってしまったから、カメは来ないよ。という話だった。

昔砂浜があったところがある、というので教わって行ってみると、そこはなんと断崖絶壁の下にある小さな入り江。405段あったというほぼ直角な崖お降りるとそこにはあるらしいが、8年ほどまえの台風で壊れてから降りられないという。

2010-07-100104-2.jpgまるで、宮崎駿映画の紅の豚で飛行艇のアジトのようなところ。

島の人の誰に聞いても、そこしか砂浜はないという。

上から産卵の足跡を探すも、発見できず。

今の港ができる前は、そこがメインの港だったというから、想像できない。

さて、今日は土曜日で、集落の道路草はらいが島で一斉に行われていた。

だから、島を歩いていると、島の人がいるいる。島の人みんなを見たかもしれない。

みんな優しかった。道に迷って学校を通過しようとすると、先生と立ち話がはじまり、

カメのこともいろいろ教えてくれる。

その砂浜の昔の写真が欲しいと言うと、文献を一生懸命調べてくれた。

残念ながら、見当たらなかったけれど、送ってくれるかもしれない。

午後からは相棒はヨットのメンテナンス、僕はちょっとダウンしてしまった。

 

2010-07-100077-2.jpg昼にあまりにも海水が奇麗なので、海水でパスタを茹でたら塩辛かった。

早く体の調子を取り戻して、カメを探そう。

明日は、朝一から硫黄島向かいます。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

3日目の朝。大雨、雷が鳴り響いているので、写真の整理をしようと思う。

とはいえ、ウミガメに出会えていないので、ウミガメの写真がないのが残念なところ。

でも、まずは海の自然の中に飛び込み、心と体を慣らしている感じ。

気の抜けない時間が多く、神経が張り詰めているけれど、その分、ほっとした時の安堵感とか、

奇麗な景色が、普段以上に感じられる。

 

出航は、相棒と自分の家族、漁師の親方に見送られの、大雨の中。

このもやいをほどいて種子島さようなら。

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みんなにも声をかけず、出発したのも、まだ、何もしていないのに、見送られても。という気持ちから。

ともかく成果上げてきたら、写真沢山見てください。

 

で、行ってきまーす。となったのですが、灯台を回ったところで、排気の黒煙がひどく、スピードも上がらない。風で基本走るので、大ごとではないけれど、港に入るときは必需品。時化に追われて逃げる時、暗くなる前に港に逃げ込む時など、大切といえば大切。

ここは、恥も忍んで港に帰る勇気をだし、Uターン。

家族はもうすでにいないが、親方はまだ港にいて、僕らにエンジンの症状を聞いて、明快な答えをくれた。

やがて、1時間後に再出航。

 

2010-07-090040-2.jpg「そのまま行っちゃえ」という気分がほとんどだったけれど、帰る勇気を学んだなと思った。

港を出ると、赤潮?というのか、色のついた潮目を発見。

カシャリと記録を残し、沖へ。

雨の中、Patagoniaから協力を受けた

レインウエアーが水をはじいてくれる。

夏でもヨットの上は雨にぬれると寒い。

降る前に着る、が鉄則と学んだ。

 

やがて、ロケット基地を回って、屋久島へ。

本当は馬毛島を目指していたが、エンジンがまた少し調子悪いのと、時間的なことも考え、屋久島の安房港を目指した。

この先に見えるのが屋久島。

ヨットはどれくらい傾いても大丈夫なのか?

今のところ、はじめ乗った時、これはマズイ、と思ってもひっくり返ることはなかった。

かなり、強い。

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このあと、安房で町にデッキシューズを探しに。

 

2010-07-090079-2.jpg屋久島に住む友達の漁師さんに聞いたら、車に乗って連れて行ってくれ、夕飯までご馳走になった。

ありがとうございました。

港に送ってもらい、前日眠れなかったこともあり、バタンキュウ。

朝の屋久島は美しかった。

これからの旅のカメ飛び込み撮影の練習に、ダイブして、カシャリ。

2010-07-090085-2.jpg

 

屋久島を出て、馬毛島へ。

ところがところが、種子島と屋久島の潮が速い。

潮の時間を見て行かないと、大変だということは島の漁師さんに聞いていたけれど、

ここまで速いか、と驚かされる。

走っても走っても同じ場所をキープするのがやっと。

しかもエンジン調子悪く、風の力だけで航行。

ルートどりを相棒と何度も何度も思案し、やっと狭い海峡を抜ける。

サーフィンで感じるカレントと、同じであり、海の流れには逆らえないことも学ぶ。

途中、屋久島に人がすぐに寄れそうもないビーチを発見。

双眼鏡でのぞくと、産卵の足跡が見えた。

寄ってみたいところだけれど、ここは潮の流れも速く近寄れそうにない。

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そして、馬毛島へ。

ここは、昔はトビウオ漁の基地であり、島には小学校まであったけれど、虫の異常発生などで、皆が引き揚げた時期があり、今は土建業者さんだけが住む。

普天間代替地候補にもなった場所。

数回ビーチクリーンで今までにも訪れたことがある。

 

 

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楽しみだ。

ドンブラコッコ、ドンブラコ。

 

 

 

 

2日目.jpgドンブラコッコ、ドンブラコ。朝の屋久島を出航。潮の流れが速く、学ぶこと多い。
エンジンも不調。でも基本風で走るから、安心。海に飛び込んだがカメには出会えていない。
ファーストカメはどこで出会うのか。
今は馬毛島に向けて航行中の船内。
1日目.jpg相棒と自分の家族に雨の中見送られ、朝6時出航。
ところが港内などに使うエンジン調子悪く、見送られた港に泣く泣く戻り、漁師の親方に聞いてなんとか直し、1時間後に出航。安全第一。
馬毛島に行こうとしていたが、安全に近い屋久島に向かう。
しばらく沖に出てなかったので、感がゆっくりゆっくりもどってくる感じ。
屋久島が見えてきた。