種子島のすぐ隣のかつての無人島、馬毛島。

この写真は、10年ほど前だったと思う。
ここに米軍の戦闘機がタッチアンドゴーの訓練滑走路にするという計画が持ち上がっている。
この島は、昔はトビウオ漁の期間、小屋が立ち並んでいたり、一時期は小学校まであったようだが、今は無人島。というか、ある建設会社が土地を買占め、今はその会社の建物が建ち、従業員が暮らしているようなので、無人島ではない。
ここには、馬毛鹿という固有種が暮らしていて、自然の残されている島だったのだけれど、原発の燃料の中間貯蔵施設案やゴミの埋め立て地、などなど、いろいろな話が持ち上がっては消えていった島。
「馬毛島を守る会」というのがあり、その会にたまに参加していたので、何度か撮影やビーチクリーンに訪れたことあるし、昨年のウミガメを探す旅でも寄港した島。
数年前から、決まってもいないうちから滑走路が造られ、島のほとんどが赤茶けた滑走路に変わり、緑ではなく茶色い島となっていた。
先日、米軍説が持ち上がってから、現地調査に誘われ、潜って撮影してきた。
きれいな海は、残っている所もあるが、
土砂で無理やり伸ばした滑走路の先の海を潜るとこんな具合。

これは、まだいい方。この先、岸に泳いでいくと視界0mと言っていいほどの濁った海だった。
上陸しようにも、岩が見えず、怖くて岸によれない。
こんな、海になってるとは驚いた。
どうしたらいいか?
「馬毛島を守る会」では、様々な訴訟を起こし、一生懸命大きな力と戦っているので、そのお手伝いに写真の提供はした。
でも、どれだけの力になっているか?
自然を維持することと、人間のすることは、いつもうまくいかない。
原発も含め、人間は限界にきているな、なんて思ってしまう。
でも、自分も人間。
自然の美しさ、楽しさ、大切さを、多くの人に伝えたい。


