朝5時に起床。で
6時過ぎに、出航。
ドンブラコッコ、ドンブラコ。
口永良部島へ向かいました。
朝日がまぶしく、朝の白い月を見上げて見ると、綿あめのような雲が南から迫ってきます。
黒潮に乗って、エンジンと自家製ミニセイルで追い風を受け、7ノットで航行。
予定より早く、2時前には口永良部近くにたどりつきました。

この島には砂浜はない、と聞いていましたが、見てみないとわからない、あるかもしれない、というのがこの旅で学んだこと。
とりあえず一周してみることにしました。
美しい灯台がこの島にはいくつもあります。
秘境の温泉もあるのだけれど、今年の大雨、長い梅雨で、道路や温泉自体が崩れていて、
大変なことになっていることが、海から見てわかりました。
およそ2/3ほど島を回ったところ、ほんの少し砂を発見。近づいていくと、引き潮の今だけ顔を出す程度の小さな砂浜。
双眼鏡で見ても、産卵の様子はない。
スルーして、先へ進みました。
すると、地図にはない岸壁を発見。
ヨットのマストも見えます。
今日はここに泊めようか、ということになり入港。

屋久島の見える岸壁に、短いマストのムンボツー。
哀愁が出てきました。
予定より早かったので、僕は水中カメラ持ってドボン。
種子島に近づいたのに、なんだか魚の種類はトカラよりも多い気がしました。
サンゴ礁と魚を一生懸命撮っていると、アオウミガメの子供が
「なにやってるのー」
と偵察に来た。
「おいでーおいでー遊ぼうよー」
とピントを急いで遠い方に合わせたけれど、
スー、と泳いで行ってしまいました。
水中写真はフィルムなので、お見せできないのが残念ですが、
秋から冬に写真展やるので、そこで見てください。
さて、その間に相棒はアナゴ取りに。
亀の手とよばれる貝も取ってきました。
ゆがいて、醤油付けて、パクリ。
ヨットにある最後のお酒ワンカップがよく似あいました。

すると、お隣のヨットからお客さんがいらっしゃり、冷たいビール持参できてくれ、
大感激。
奄美まで行かれるということで、通り道のトカラの情報を得意になって話しました。
「それにしても、デスマストはじめて見たよ。」
と言われました。
「でも、こんなにして走ってくるから大したもんだ。これなら世界一周いけるよ」
悲しい状況ながら嬉しく、今のムンボツーが、誇りに思えました。
次にお隣さんの立派なヨットにご招待され、冷蔵庫からサラダを出してきてご馳走してくれたり、
お酒もどんどんついでくれ、幸せな夜でした。
その人の生き方も素敵でした。ヨットにはその人の性格がよく現れます。
とても、手のかけた、素敵なヨットでした。
ヨットの世界は、仕事の肩書抜きで、自然の中で人間は小さいということを思い知らされているもの同士、命をかけているといった感覚も手伝い、すぐ打ち解けられるところに、とても魅力を感じます。
最後にこれまた素敵な温泉に一緒に入り、明日早いということで、おやすみなさい、しました。
電波が入らなかったので、一日遅れのアップとなりました。
ドンブラコ。


