ドンブラコッコ、ドンブラコ。
今回の最終目的地に向かっていたのですが、
えー、何と言ったらいいのか、
宝島まであと3マイル、となった時、
突然、目の前からセイル(帆)が消えました。
マストが倒れたのです。

信じられない、出来ごとに、唖然としました。
まず、予備のエンジンをかけよう。
僕はエンジンをかけたのですが、ペラにロープやワイヤーが絡まったら航行不能になります。
ギヤをいれるのはやめよう。
そして、ともかく余計なロープを切り、船の上に二人でなんとか引っ張り上げました。
出てきた、小宝島の手前にセイルのないムンボツーの悲しい姿をカシャリ。
そして、なんとか、エンジンで最終ゴール宝島へ向かったのでした。
とても、不幸な出来事ながら、怪我や落水がなかったこと、航行不能にならなかったことに感謝したいと思います。
港に着くと、悪石島で一緒だったヨットの方が手伝ってくれ、解体作業。
みなさん、ヨットのベテランで30年以上の経験者。
こんなの良くあるよー、と慰めてくれますが、ちょっと心は落ちています。
原因の箇所も教えてもらい、金属疲労でした。
チェックしづらいマストの上部だったのです。
でも、この事件も昼間航行中で、島まで3マイルという近距離、大時化でない海、
すべて、条件が良かったので、幸運と考えるようにします。
同じ金属疲労で倒れるなら、もっと、ひどい状況だったら、どうなっていたかわかりませんから。
「メンテナンスを怠ることは、自殺行為である」
この言葉を、相棒と常に言い合いながら作業していただけに、残念だし、まだまだ甘い、ヨットの世界は深い、と教えられました。
まだ、どうぢたらいいのかまとまりませんが、エンジンでなんとか種子島まで帰ろうと、エンジンメンテナンスにかかっています。
しばらく、天気が悪いので、宝島に停泊予定。
ちなみに、産卵する浜があるという情報もあるし、誰かが人を集めて、ウミガメの産卵を見る会みたいなのもやっている様子。
沖からも、砂浜が見えました。
ウミガメ調査には、やりがいのある島です。
ふー。
ドンブラコ。


