どうしても行ってみたい浜が中の島にあった。
風が強く、前回行けなかったのだけれど、先に進む前に今なら戻れるので、再び中の島を目指した。
ドンブラコッコ、ドンブラコ。
横目に諏訪の瀬島。こちらは小規模噴火を繰り返していて、風向きで灰が降って来て、ヨットにもうっすらたまってる。

風は予報では弱かった。でも、沖に出て見ると、なんとか走れるだけ吹いていて、
調子よく走った。
後半は一瞬パッタンパッタンとセイルがかえるほど、無風にいなってしまったけれど。
さて、目指した東京湾というところの浜は、残念ながら石の浜。
これでは、ウミガメは産卵できない。
もう少し足をのばし、裏側の7つ山海岸へ。
すると、どうでしょう。いい砂浜が目に入ってきました。
車があれば来れる、反対側の浜です。
12,3年前にここでキャンプをしていたら、コガメが産まれていったのを見た。
という人がいたのですが、ここにはもう砂浜は残っていない、という話でした。
でも、あるじゃないですか。
しかも、ヨットからもウミガメの上陸跡が見える。
興奮して、サーフボードで上陸大作戦である。
ヨットに相棒を残し、潮が満ちてきたリーフをパドル。
上陸すると、そこにはアオウミガメ6頭、アカウミガメ1頭の足跡発見。

さて、ここまで反対側の港にヨット泊めて、車借りてこようか、という話にまでなったけれど、
ここは、先を目指すことに。
予定では、戻ってしまった分、今夜交代で夜ヨットを走らせて、遅れを取り戻すつもり。
ここに浜があったことわかっただけでも、成果ありと判断しました。
地図を見ていると、なんとか浜という名の浜が良くあるけれど、行ってみると石の浜や砂利浜であることが多い。
でも、昔は砂浜だったのだろうか?
今出会う島の人に、砂浜、と聞いても、意識して砂浜を見ている人に出会うことは少ない。
ましてや、ウミガメは尚更である。
今日上陸した海岸にも、コンクリートの突堤が伸びていた。
まだ、建設途中か途中で断念しているかの中途半端な長さ。
そもそも、突堤を作るとき、なぜ砂浜のある地を選ぶのだろう。
浅く施工が簡単で、建設費が安く済むから。
その線を引く、設計をする人の判断基準の甘さに、文句をいいたい。
どれだけ先のことを、いろんな角度から調べているだろう?
その時のことしか、考えていないのではないか?
ヨットで沖にいると、いろんなことを考える時間がある。
そんなとき、この日本の砂浜事情はなんとかならないものだろうかと、
切実に思う。
日本一周した4年前。海岸線はほとんどがコンクリートで固められていた。
これでは、海と陸、人間と自然がいつまでも共存できるわけはない。
背後の道路や住居住民を守るため、という理由で波消ブロックや防波堤がニョキニョキ伸びグングン高くなる。
これをどうしたらいいのが、なかなかわからないのが、残念なところ。
もうすぐ港の時の景色。
少し休んで、夕飯食べて、また出航です。
月夜ですね。
ドンブラコッコ、ドンブラコ。


