朝起きて、窓からは明るい太陽が昇っていた。
コーヒーを飲み、天気がいいので相棒と一気に水道で洗濯。
ヨットに干したら、いつもの味噌汁ご飯を食べて、小学校に出発だ。
昔の港が砂浜だったころの写真があると聞いていたので、
昨日は日曜日だったので、今日行ってみたのだ。
昨日のおばあちゃんたちに挨拶を交わしながら、小学校につくと、
とても優しく受け入れられ、校長室へ。
白クジャクが羽を広げた素敵な写真が校長先生の名刺に入っていた。
さて、写真を見せていただくと、ありました昔の砂浜が。

これならウミガメも産卵に上がりやすい浜だったでしょう。
小さい写真で見にくいですが、右の崖から手前から延びている突堤まで、そして左奥の突堤の手前が、砂浜なのです。
同じ角度を探し、山を登って行ったのですが、似たアングルはこれが精一杯。
海の色は、本当にこんな温泉の色しているのです。
それにしても、この角度は、地上ではありえない。
ヘリコプターからの写真でしょうか?
今残っている砂浜は、右の白い建物の正面だけ。しかも、その前に波消ブロックが置かれ、砂も他所から運び込まれた、この場所に似つかない、灰色した砂なのです。

ウミガメが海に帰って行く時のうみがめ目線。
温泉の茶色い海水。そして、正面には、少しの隙間を除いてこの波消ブロックが立ちふさがっている。
でも、そうしてこんなところなのに、産みに来るのだろう。
どうしても、産まれたところにもどってくるという回帰が、行われているように感じてしまう。
さて、ここで砂プリントのため、少々砂をいただいて、船へ。
この島に、他にも港があると聞いたので、そこへ行くことに。
その前に、大事なミッションがあった。

昨日、どうしても海水から硫黄が噴き出しているのが怖くて、近寄れなかったあの砂浜へ行こうと、昨夜から計画していたのである。
ドンブラコッコー、ドンブラコ。
海水の色が明らかに違う、この海域まで来て、サーフボードでパドルしての上陸うみがめ足跡調査大作戦の開始。

この色の違うところで、さあ飛び込むぞと、カメラ2台、砂を持ち帰る袋、一応救命胴衣、シュノーケルセット、CMTのロングボードを準備し、ゴーグルをはめたところで、エンジンから煙があがってきた。
僕がひとり島に渡り、相棒は船でエンジンをかけ、潮が速いので同じ場所をキープして待つ、という作戦だったのです。
結構、ドキドキして海から硫黄が昨日みたいに噴き出してこないか、心配していたのに、でも、あそこに渡ってみたくて、ワクワクしていたのに、その前にエンジンが調子悪いので、急きょミッション中止。
怒り出しそうな自分を抑えるのが大変でした。
調べてみると、ボルトが一本抜け落ち、冷却水がガバガバ漏れているではないですか。
なんでボルトが落ちるのか?振動?と思いながらも、それを修理したらエンジン好調、いざ砂浜(名前を穴(ケツ)の浜といい、まさしく硫黄を噴き出すさまが、お尻のようである)へこぎだしたのです。

なんだか錆のような匂いのする、暖かい海水を漕いで島へ。
着くと、そこはせり出しているような迫力の
ある山の斜面。
ウミガメの足跡を探したけれど見つからない。
少しだけ岩が細かく砕かれた砂があるが、そこまでが子供の頭ほどの大きな石ころだらけで、とても上陸できそうにない。
ヨットを離れての上陸撮影調査。
相棒との信頼関係あってのものです。

こんな感じで、人の行けない砂浜の調査ができれば、と思っています。
海は、色が付いていて、なかなかカメを見つけられる状況ではありませんでした。
明日は黒島。
そろそろ、生のカメに出会いたいものです。


