2008年11月アーカイブ

20081129134810.jpgタコの街明石で昼にタコ弁当を食べ、いろんな人の発表を聞いた。
ウミガメについて、調査や研究している人が沢山いるんだと感心するばかりである。
一番面白かったのは、会場にいたおじいさん二人。1950年からウミガメ調査を始めたという方たちだ。二人の関係は、先生と生徒。そうは見えないところが、時間の経過を感じさせる。
戦後の食料難から浜でウミガメを煮て食べている人を見つけ、ウミガメは神様なのにと、怒りを感じ、生徒を連れて、夜な夜な浜辺に調査に出かけたのが始まりという。生徒の方は、夜食にラーメンを食べさせてもらえるのが楽しみだったというから、現代では有り得ない、先生と生徒のいい関係だ。
もうひとつ面白かったのは、大阪湾の成ヶ島を美しくする会のおじいさん。最後に「ウミガメをあまりいじくりまわさないて゛そっとしといてやってください」と笑いながらいっていた。確かにそのとおりだ。
しかし統計を見て驚いた。種子島では、波打ち際に産んでしまった、一部の卵は波にさらわれないように移植しているようだが、全国的にみると、産卵した三カ所のうち一カ所の割合で、安全な所に移植しているというのだ。
それだけ、日本の砂浜が減っているということか。
沢山のウミガメ好きに出会い、沢山のウミガメの話しを聞き、満足な1日。さあ、明日は島に帰って海に浸かりたい。
20081129080241.jpg昨日の明石ウミガメ会議は、ウミガメの卵が砂の中でどんな影響を受けているか。今後、日本は砂浜が減っていったら、養浜(砂を運び人工的に砂浜を作る)が主流にってくるだろうが、今の養浜の砂は堅くてウミガメの産卵には向かない。そんなテーマのお話でした。うーん、ウミガメの生態研究は楽しそうだけど、感じてはいたけれど砂浜減少の問題は深刻だなあ。
アイヌやアメリカ先住民に伝えられている、もともと人間が大切にしていた、自然への感謝の気持ちを忘れてしまった現代の開発が、こういう結果を招いたのなら、少しずつ人間はもどらなければいけないのかな。もどるのは進むより難しいか。
ゆっくりでも前に進み、後戻りしないカメが好きだけど、戻る勇気も必要な時があるのかな?と、ひとり明石の安ホテルで考えるのでした。

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20081128114649.jpgまた、やってしまった。
日本中のウミガメ好きが集まる「日本ウミガメ会議」の開催される兵庫県の明石に向かっているのです。
漁師仲間や家族、事務員に迷惑かけること分かっていながらも、前日になって「やっぱり行く」と出てきてしまった。
島から飛行機で一時間余り。メキシコから横断してくるアカウミガメにとっては、これ位はたいしたことないのだろう、なんて考えているうちに、大阪到着。
頭の中、カメで山盛り一杯にして帰ろう。

連休

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20081124165031.jpg ケイソン、カズ、傳次郎さんが帰っていった。
忙しさと、風邪気味状態で、一緒にいれる時間は少なかったけれど、
とても大きな印象を受けた。
みんな、変人のマスタークラス。
それは、僕の理想とするところ。
三人のライブも、よかった。
旅のスタイルも、なんかいい。
自分もうずうずしてくる。

集落のカライモ掘りがあった。
10軒ほどしかない小さい集落なので、みんなでカライモ作りして、集落費に充てているのだ。
息子を連れて、カライモ掘りに出かける。
畑で何も考えずもくもくと手を動かしたり、誰かと世間話したりするのも、案外いい時間だ。
途中雨に降られ、調子悪い体調が、本格化してきた。
帰って風呂に浸かり、風邪気味の娘と早めに布団へ。
翌朝、体調悪く朝の漁をお休みしてしまう。

ゆっくり寝ても、なんだか冴えない頭。
でもむち打って、締め切り間近のNALUの原稿を始める。
ウミガメの写真コラムなので、書くこといっぱいあるけれど、
ありすぎてどこから書いたらいいか、なかなか導線がつかめない。
そんな中、波が上がってきたと電話が入り、どうせ入れないけれど、見に行く。
頭の中がカメだらけだったので、いい息抜きだ。
海に着くと、いいうねりが入っていた。
「カメライダー」にしよう。コラムのタイトルが決まった。
しばらく見ていたけれど、太陽もくっきり出そうにないので、帰宅。
と思ったら、眩しい太陽が出てきた。
少し、元気が出てきた。

北西風

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20081119185231.jpg 冷たい北西風に乗って、ケイソン、カズさん、傳次郎さんが風上から島にやってきた。 ライブとスライドショーをやりながら、クルマで南に向かってきたのだ。 見ていると、こんなリズムの旅は、いいな、と思う。 そういえば、だんだん忘れてきてるな、と思い、 クルマで旅に出よう、そう思った。 一緒に、だけどバラバラに、海に入ったり入らなかったり、ビーチでゆっくり過ごし、 さっき、夜のライブのセッティング終了。あとは開演待ちです。 傳次郎さんの写真集、素敵です。 そういえば、僕の写真集の表紙の波待ちしてるのは、ケイソンだったのです。 http://www.kumemitsuharu.com/store/
飛行機や電車の移動は大好きだ。日常生活はバタバタと過ぎ、ゆっくり本をなかなか読めない、というか、読もうとしないので、サラリーマン時代に唯一学んだ、電車で読書、という楽しみを、実行できるのである。
僕は自分がカメラマンだと、意気込みながらも、文を書くのが嫌いでもない。すごく遅いのだけれど、自分の撮った写真には、例えば雑誌の特集やコラムに、誰かに書いてもらうより自分で書いた方がいい、と勝手に思うのであります。
前回の移動は、浅田次郎に夢中になり「飛行機よ、まだ下りないで、もっと飛んでてくれ」と真剣に思ったほどであったが、今回は椎名誠にやられました。
僕のことを「椎名誠に似てる」近所の居酒屋ひなの屋の大将がそういうのだが、昔読んだ記憶から、勝手なこと書いて、他人をバカにして、嫌いな人だったので嬉しくなく、そんな風に見られているのか、と悲しかったぐらいである。

けれども、「ここ読んでみて」と大将はしおりまで挟み、僕に本を貸してくれたのだ。
本人の日記をまとめた本なのだけれど、旅に行きまくり、忙しく本やコラムを書き続け、自然や仲間と遊ぶ時間もしっかり作っている。なるほど、面白いかもしれない。他人をけなすのは相変わらずなのだけれど、他人に同調せず、自分の考えを表すことは、真似しようと思ったって、なかなか出来ない。
なんでこの人の本が売れているのか、今まで理解できなかったのに、読み終えると、他のも読んでみよう、なんて思っている。
今まで嫌いだったのは何だったのだろう?多分椎名さんは何も変わってなく、読む側の僕が、変わったのだろうか?
似てると言われるのは光栄だけれど、今の僕はまだまだである。
20081112160438.jpg 木曜日
朝、歩いてお墓詣りしてから新宿へ。実家から離れて暮らしていると、最近は帰るとお墓に挨拶に行きたくなる。僕がいるのも先祖がいるから。そんな思いがそうさせています。新宿に着くと、大好きな友達、ヨドバシくんちに行く。このカメラ屋さんは、一日いても飽きない。写真学校も出ていない僕に とって、白黒の現象やプリントから、デジタル化したカメラまで、ここで知識をもらっているのです。デジカメを買おうと思ったけど買えず、この日のヨドバシくんは意地悪でした。昼から茅ヶ崎の林スポーツクラブに海掃(かいそう)というNPOの顧問になりそうで、挨拶に行く。これは、「海が綺麗になれば、こころも綺麗になる」を合い言葉に、子供たち中心に活動している組織。世界中の子供まで視野に入れた、夢を持った組織がこの度NPOになるとのこと。
その後は、鎌倉のアニキと打ち合わせ。ミュージシャンとのスライドショーをいつも取り仕切ってくれて、会って話すと、いろいろアイデアや意見を言ってくれる頼れるアニキ。鎌倉島の先輩仲間とご飯を 食べ、お酒を飲み、満月だったのでムーンライトサーフィンへ。月明かりしかない島でのそれと違い、暴走族がパラララパラララと音を響かせ、パトカーが忙しなく走り回る国道を背に、波を待つ。四人で乗り放題。無風で寒さはあまり感じず、至福の二時間でした。

金曜日
アニキの家で起き、羽田へ。

やることやった。島に帰ろう。

上京

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20081112112936.jpg 月曜日
朝港に行くも時化ていて出航できず、子供と朝飯食べて空港へ。乗り継いで羽田につくと思ったほど寒くない。サムズアップのスライドショーは前に書いたから省くとして、その日は近くのホテルに泊まり、ひとりでお疲れ様缶ビールを飲みいつの間にか目覚ましもかけずに眠りに落ちる。

火曜日
八時に飛び起きた。九時からの打ち合わせがあり、楽しみにしていた朝食バイキングも食べれず電車に飛び乗る。かなり遅刻してしまったが、相手も都合により遅れ、セーフ。その後、来月のハーバー ド大学卒業生の定例会でスライドショーやるための打ち合わせに、写真集を作ってくれたブエノブックスへ。そして会場を見に、霞ヶ関の新生銀行二十階に行くと、大きなガラス張りの窓から日比谷公園が見える。その回りはビルだらけ。島の友達が見たら、ビックリするだろう。僕もビックリである。そして、喫茶店で昔懐かしのミートソースを食べ、ガルズバーの展示写真の入れ替えに行く。
そして夜は二十年ぶりに会う友達と飲む。二十歳の頃一年間放浪していたハワイとオーストラリア。そのオーストラリアのマーガレットリバーで出会った友人です。これは楽しかった。忘れかけている楽しかったこと、自分の性格を変えたあの時期のことを思い出して、あっという間に時間が過ぎていく。僕のことを書いてくれた朝日新聞を見て、連絡してくれたのが再会のキッカケだった。
久しぶりの実家に、真夜中に帰るも、両親が起きてきて、けんちん汁を出してくれる。親父と泡盛を二杯飲み、就寝。

水曜日
満員電車に乗り、僕に力を貸してくれているクレディコムという会社に行く。車内のあまりの臭いと酸欠に、気分が悪くなった。そして短かったサラリーマン時代の通勤一時間半、その出社初日を思い出し、疲れた隣りのサラリーマンをみて、自分の生き方がこうであったかもしれないと思った。
午後は、エココロという雑誌社の編集長さんと会い、そして写真コラムを連載しているアウトドアジャパンのオフィスに行く。そこで友人のカメラマンの奥さんに偶然会い、そこで働いているというから、東京は広くて狭い。
夕方から高校からの友達でミュージシャンのテラチュウと飲む。ジャンルは違えど、ドリーマーなところなど、感性はかなり合う。ドリーマー同士の悩みも分け合い、前もやったけど、また一緒に何かやりたいね。と意見交換。
その後、三宿のガルズバーで、先日撮ったミナチャンのCDジャケット写真を見て、打ち合わせ。帰宅。

変身

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横浜サムズアップでのスライドが終わった。
初めての場所だったけど、雰囲気最高の店内でした。そしてマスターも常連さんも最高。一緒にやらせてもらったミュージシャンの日倉士歳朗さん佐藤克彦さんも最高に素敵なギターでした。初めてお会いしたお二人でしたが、優しく受け入れていただき、僕の写真とも相性バッチリ。やっぱり音楽は大きな力がありますね。
旅で出会った福島の友達達が来てくれたのも嬉しかった。
お客としてでも、また来たいです。
そして、人前は苦手ですが、カメ写真話しについては、どんどん出ていこうと、決意を新たにした次第で、もっと自分を変えていこうとおもいます。
「変身カメーライダー」
20081110104037.jpgでーきた、できた。
横浜サムズアップさんでのスライドショーの完成です。これから、これを持って、いろんなとこでやっていこうと思ってます。
今の久米満晴写真研究所を出し切り、納得の仕上がりとなりました。
今夜が楽しみ。
飛行機に乗って行ってきます。
ミタケオアシン。
この言葉の意味は、スライドショーで。
20081101093413.jpg 土曜日は、いつもの子供達(小学生)のサーフィン教室。
2年前は、水が嫌いでいつも砂浜で遊んでいた子が、
今はひとりでテイクオフして、波に乗っていく。
子供って、凄い。
そして、この年でサーフィン始めてるなんて、羨ましい。

日曜日は、島で友達の結婚式。
海辺で人前式、そして、あったかいパーティー。
だいたい、僕は写真担当なのだけれど、毎回思うのは、お金じゃなくて、友達が多ければ、
いい式ができるということ。
島、というちょっとやそっとじゃ外に出れない閉塞感が、仲間意識を大きくしているのだと思う。

そして月曜日は、家族と遊ぶ日。
自転車で図書館に行き、散歩で小さな小さな動物園のある公園へ。
僕も3人兄弟だけれど、僕の子供も3人兄弟。
3ていう数は、なんかいい。

そして、そして火曜日。
10日の横浜サムズアップでの映写会の準備を本格スタート。
今回は時間が短く感じられるようにしたくて、新しいやりかたを試作中。
寝る時間も惜しい。

毎朝の定置網漁が始まっているから、普段は朝5時起きだけど、今は4時半。
島も寒くなってきた。
でも、朝日ではじまる一日はいい。