写真葉書

突然のハガキですが、憶えていますか?
 
そんな書き出しの葉書が届いた。
この書き出しは、相手が手紙を読み進みたくなる決めの殺し文句だ、と思う。
読みたくて仕方がない気持ちを抑え、まずは写真から。
校舎か何かの前で、息子を肩車したお父さんの写真が、印刷されていたのです。
 
長い間暮らしている人にしか見せない眼差しで、ほんのり笑うお父さん。
その肩の上で、カメラを向けられた瞬間そっぽを向いてしまう、悪ふざけ盛りの息子。
お母さんにしか撮れない、素敵な写真だ。
 
さて、そのお父さんの顔を見てみるけれど、どうしても思い出せない。
読み進めると、なんと20年前にサーフィンを一緒にした友達だっ。
お互いテケテケの初心者で、場所はなぜかオーストラリアのマーガレットリバー。
今までで最も刺激的だった、1年間外国生活の時の友達だから、あー懐かしい、会いたいな。
 
この葉書で、僕はその頃の記憶を思い出し、とっても楽しい気分になった。
こんな風に、人を喜ばせることのできる写真葉書を、僕は作りたい。

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